「中央公論」、「an・an」、web版「CREA」…などメディアも続々注目! 南Q太、話題の最新作!! ●web版「GINZA」漫画コンテンツPV数1位!(2023年の年間PV数) ●漫画サイト「SHURO」PV数1位!(2024年5月1日~7月22日のPV数) 冷え切った夫婦関係に悩む〈あや〉、性自認に揺らぐ〈けいと〉。2人の主人公を描く。「生まれたときに性別は決まっていて、それは男か女かで、女は男の妻になり子どもを産み育て……。そんな世界でうまくやっていけると思っていた。けれど無理だった。その傷を抱えた人々の生きる姿がこの漫画にはある。」――三木那由他(哲学者)【2巻のあらすじ】自分を疎(うと)んじる夫から離婚を拒否され、家庭内別居を受け入れた孤独な主婦〈あや〉。離婚カウンセラーのもと知り合った〈ゆみこ〉と二人旅をすることになり…。一方、性自認に揺らぐ会社員〈けいと〉。婚約者の無理解から諍(いさか)いが増えるなか、美容師〈はるか〉との距離が縮まっていく。ふたりに共通する孤独の正体とは?自分の人生の舵(かじ)をきっていくこととはーー。
主婦のあやさんは「平凡な女と結婚して人生がつまらない」と愚痴る夫との離婚を考えています。会社員のけいとさんは「君を愛してる」「君は僕の妻だから」と無自覚に束縛しようとする婚約者との結婚に悩んでいます。2人は近所に住んでいますが面識はありません。しかしどちらも何者でもなかった自分を取り戻そうと奮闘します。 分類すればシスターフッドの物語になるかもしれないけど、共闘するんじゃなくてそれぞれがそれぞれに戦っているところがいい。戦うのはあなた自身だけど味方はいるよって南Q太先生の作品らしいなと思う。ジェンダーとかハラスメントの問題もストーリーに含まれているけど、それだけで語るのが物足りなくなるくらいのパンチ力がある。こんなに自分を奮い立たせてくれる作品は今のところ他にない。