あの女にだけは渡さない!~継母と娘の激烈遺産争奪バトル~/ご近所騒がせな女たちVol.10
愛する夫と娘の3人、幸せな結婚生活を送っていた主婦の林田実咲(はやしだ・みさき)だったが、ある日突然、離れた実家で一人暮らしをしていた父・英明(ひであき)が脳溢血で急逝したことで、そんな日常が一変した。当初、英明は妻(実咲の実母)と死別したあと、郷子(さとこ)という女性と再婚したものの、彼女と実咲の間がうまくいかなかったこともあって離婚、遺された実家の土地・家屋を中心とした遺産(4800万円相当)の相続人は一人娘の実咲のみというシンプルな構図かと思われたが、なんと実は英明と郷子は離婚していなかったことが判明したのだ! そうなるともちろん、遺産は配偶者である郷子と娘の実咲との間で折半されるということになるわけだが、なにぶん遺産のほとんどは土地・家屋であるため、金品のように簡単に二分するわけにもいかない。そこで郷子の弁護士・橋本が提案してきたのが『代償分割』という制度であり、それに則ると土地・家屋の継承者である実咲のほうが、遺産の半額分の2400万円を郷子に渡さなければいけないのだという。土地・家屋など更地にする費用もかかるし、そう簡単に思惑通りの金額で売れるかどうかもわからない。となると、「娘の私が借金でも何でもして2400万円のお金を工面した上で、この継母にくれてやらなきゃならないってこと!? 冗談じゃないっ!」どうにも納得できない実咲だったが、そのとき、なんと偶然、父・英明が遺した遺言書が発見されて――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)
ああ!悩める女の電話占いアリ地獄/ご近所騒がせな女たちVol.10
大杉良子(おおすぎ・りょうこ/30歳)はサラリーマンの夫と3歳の娘を持つ、ごく普通の専業主婦だったが、姑とのつきあいに頭を悩ませていた。個人で小さな宝飾店を営んでいる姑は、経営状態が芳しくないこともあって、何かれとなく理由をつけては実質押し売り同然に良子に商品を買わせるばかりか、なんと養護施設勤めで慎ましい生活を送る良子の姉にまでその魔手を伸ばしてくる始末。姑のやり口に対してガマンの限界に達した良子が、あるとき週刊誌で目に留めたのは、「あなたの悩みをすべて解決します!」と謳う『電話占い』の広告だった。藁にもすがる思いでその番号に電話をかけ、マリアなる占い師に姑とのいきさつや、つらい思いの丈をぶちまけた良子は、そのアドバイスによって心が軽くなり、ことあるごとに彼女の占いを頼るようになってしまう。そして1ヶ月後――…届いた電話占い請求額は、なんと14万5千円! そんな大金を自分で自由にできるわけもなく、支払いのためにキャッシングに手を出す良子。相変わらず姑に対する悩みは尽きない上に、さらに毎月の借金返済という重荷までしょいこむことになり、二進も三進もいかない状態に陥ってしまった彼女の運命や如何に…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)
看護師長はシングルマザー~亡き父への愛憎の狭間で~/ご近所騒がせな女たちVol.10
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