あらすじ

ある日、OLの由美子(ゆみこ)はつきあってまだ3ヶ月の同僚・琢己(たくみ)からいきなりプロポーズされビックリ! 彼は会社から早期退職を勧められたのを機に、大阪に戻って実家が営む印刷所を継ぐべく、由美子に一緒についてきてくれと言うのだ。生まれ育った東京を離れて未知の土地・大阪で暮らすことに大きな不安を覚える由美子だったが、愛する琢己のためにも、嫁ぐことを決心する。そしていざ、琢己の大阪の実家での義両親、および弟・雅志らとの同居生活が始まってみると、皆気さくで明るくストレスのない日々にホッと一安心するのだが、そんな由美子の前に高い壁が立ちはだかる……それは東京と大阪、東西の食生活における大きすぎる違いだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)
ああ!W姑板挟み~2人の義母を持つ嫁の困惑~/ご近所騒がせな女たちVol.10

主婦の大森征子(おおもり・まさこ)は、夫の和朗(かずお)と3人の子供たちと暮らしていたが、実は姑が二人いるという特殊な身の上だった。もともと和朗は姓を原(はら)といい、大森家の人間ではなかったのを、とある事情で今の大森家の養子になったという事情があり、原みつ子という産みの母親と、大森の義母という育ての母が存在するのだ。征子としてはどちらかというと、人当たりのいい関西人のみつ子のほうが、育ちがよくて堅物な大森の義母よりもつきあいやすかったが、さすがにある日突然みつ子が家を訪ねてきて、しばらく世話になりたいというのにはビックリしてしまった。しかもその理由が、みつ子の長男であり和朗の実の兄にあたる悦朗(えつお)を追う借金取りから逃げるためだというのだからたまらない。果たして、まるで真逆な姑二人の狭間であたふたと揺れ動く、嫁・征子の運命や一体……!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)

復讐介護~母さん、今度は私の番よ~/ご近所騒がせな女たちVol.10

主婦の西口香子(にしぐち・こうこ/35歳)が、アルツハイマーを患った母の面倒をみるため、夫と息子の3人で暮らす家に引き取ったのは3ヶ月前のことだった。母と同居していた父は足が不自由で、妹には二人目を妊娠しているからと言って断られて仕方なくという形だったが、いざ実際に引き取り、痴呆ゆえの理不尽さに苦労しながら相対し、どんどん幼児退行していく母をみているうちに、香子の中にある特殊な感情が生まれていく。実は母は元々しつけや教育に厳しい性格で、香子は幼い頃から辛く悲しい思いをしてきたのだが、今この無抵抗状態になった母をいたぶり辱めることで、その復讐をしてやろうと考えたのだ。しかし、粗相や失敗を繰り返して怒られ、泣いて謝る母を見て、最初こそ暗い喜びを覚える香子だったものの、それも長くは続かず……改めて母と自分の親子の絆を見つめ直すことになるのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)

あの女にだけは渡さない!~継母と娘の激烈遺産争奪バトル~/ご近所騒がせな女たちVol.10

愛する夫と娘の3人、幸せな結婚生活を送っていた主婦の林田実咲(はやしだ・みさき)だったが、ある日突然、離れた実家で一人暮らしをしていた父・英明(ひであき)が脳溢血で急逝したことで、そんな日常が一変した。当初、英明は妻(実咲の実母)と死別したあと、郷子(さとこ)という女性と再婚したものの、彼女と実咲の間がうまくいかなかったこともあって離婚、遺された実家の土地・家屋を中心とした遺産(4800万円相当)の相続人は一人娘の実咲のみというシンプルな構図かと思われたが、なんと実は英明と郷子は離婚していなかったことが判明したのだ! そうなるともちろん、遺産は配偶者である郷子と娘の実咲との間で折半されるということになるわけだが、なにぶん遺産のほとんどは土地・家屋であるため、金品のように簡単に二分するわけにもいかない。そこで郷子の弁護士・橋本が提案してきたのが『代償分割』という制度であり、それに則ると土地・家屋の継承者である実咲のほうが、遺産の半額分の2400万円を郷子に渡さなければいけないのだという。土地・家屋など更地にする費用もかかるし、そう簡単に思惑通りの金額で売れるかどうかもわからない。となると、「娘の私が借金でも何でもして2400万円のお金を工面した上で、この継母にくれてやらなきゃならないってこと!? 冗談じゃないっ!」どうにも納得できない実咲だったが、そのとき、なんと偶然、父・英明が遺した遺言書が発見されて――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)

バツイチ再婚していきなり中学生の娘ができました/ご近所騒がせな女たちVol.10

最初の結婚に失敗した玖美(くみ)はその後心機一転、転職した先で今の夫・英二(えいじ)と知り合い再婚したが、彼もまた10年前に妻と死別し中学1年生の娘・梨乃(りの)がいる再婚組だった。最初こそ年頃の義理の娘との接し方に悩み苦労した玖美だったが、ファッションのことや友達のこと…なんでもフランクに話すことで、少しずつ距離を縮めてこれたように感じられる今日この頃。そんなとき、女の子にとっての一大イベント、バレンタインデーの季節がやってくる。学校の先輩男子のことが好きだという梨乃を盛り立てるために、一緒にチョコを手作りしようと持ち掛ける玖美。しかし、二人で材料を買い出しに行った先で思わぬ気まずい事態に遭遇してしまい…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)

禁断の裏ワザ!公営住宅入居サギ女/ご近所騒がせな女たちVol.10

パート主婦の綾子(あやこ)は同じアパートに住む同年齢の主婦・葉月(はづき)と親しくしていたが、ある日突然、自分が勤める公営住宅管理事務所に顔面を腫らし全身キズだらけになった葉月が訪ねてきて驚愕してしまう。実は最近、公営住宅の入居条件が変わり、DV被害女性が優先的に入居できるようになったのだが、葉月は度重なる夫の暴力に耐えかねてということで入居を求めてきて、それが認められたのだった。「おかしい…彼女の夫はやさしい上に過度の腰痛持ちで、激しい暴力を振るうだなんて聞いたこともないのに…?」果たして、そう綾子が怪訝に思ったとおり、葉月とその夫は家賃の安い公営住宅に入るべく、夫婦で共謀してDVを偽装、入居サギを謀ったのだった。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)

子供の名前は私が付けます!~死闘!赤ちゃん命名バトル~/ご近所騒がせな女たちVol.10

代々続く和菓子屋『結城堂』の一人息子・慎之介(しんのすけ)の元に嫁いできた結城蔦子(ゆうき・つたこ)は、今なんとも充実した日々を送っていた。結婚5年目にしてようやく待望の第一子を身ごもり、慎之介も義両親も大喜び、蔦子のことを嫁として一段と大事にしてくれるようになったのだ。ところが妊娠5ヶ月の診断で胎児が男の子だということがわかると、「跡継ぎ誕生!」と、がぜん義両親のテンションは異常なまでに爆上がり! 蔦子の意思などそっちのけで、義父・義母の双方がそれぞれの言い分で勝手に子供の名前について意見しだしたのだ。しかもそのことを自分の実家で愚痴ると、なんと実両親まで我も我もとこの名付けバトルに参戦してくる始末で……逆に肝心の夫・慎之介はなんとも消極的なこともあって、蔦子の不平不満は頂点に達するのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)

母たちの子供会ザンコク物語/ご近所騒がせな女たちVol.10

専業主婦の港亜紀子(みなと・あきこ)は愕然としていた。こともあろうにアミダくじで大当たりを引き、誰もやりたがらない地域の子供会の会長になってしまったのだ! そして朝の子供たちの集団登校の世話から、廃品回収の指示雑用、夏のレクリエーション催事企画運営、そして夏休みのラジオ体操監督まで…亜紀子はとにかくがむしゃらに会長としての職務に取り組み、なんとかかんとか2学期の始まりを迎えられたと思ったのだが、それも束の間、なんと集団登校班の中でいじめ問題が発覚する。必死にその平定&仲裁に奔走したものの、その過程で保護者からあらぬ誤解を受けた亜紀子は酒に酔った父兄に家まで怒鳴り込まれてしまう。「もう、子供会会長なんてイヤだ…!」思わず弱音を吐く亜紀子だったが――…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)

ああ!悩める女の電話占いアリ地獄/ご近所騒がせな女たちVol.10

大杉良子(おおすぎ・りょうこ/30歳)はサラリーマンの夫と3歳の娘を持つ、ごく普通の専業主婦だったが、姑とのつきあいに頭を悩ませていた。個人で小さな宝飾店を営んでいる姑は、経営状態が芳しくないこともあって、何かれとなく理由をつけては実質押し売り同然に良子に商品を買わせるばかりか、なんと養護施設勤めで慎ましい生活を送る良子の姉にまでその魔手を伸ばしてくる始末。姑のやり口に対してガマンの限界に達した良子が、あるとき週刊誌で目に留めたのは、「あなたの悩みをすべて解決します!」と謳う『電話占い』の広告だった。藁にもすがる思いでその番号に電話をかけ、マリアなる占い師に姑とのいきさつや、つらい思いの丈をぶちまけた良子は、そのアドバイスによって心が軽くなり、ことあるごとに彼女の占いを頼るようになってしまう。そして1ヶ月後――…届いた電話占い請求額は、なんと14万5千円! そんな大金を自分で自由にできるわけもなく、支払いのためにキャッシングに手を出す良子。相変わらず姑に対する悩みは尽きない上に、さらに毎月の借金返済という重荷までしょいこむことになり、二進も三進もいかない状態に陥ってしまった彼女の運命や如何に…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)

食いちがう女たち~嫁姑、東西味覚対決~/ご近所騒がせな女たちVol.10

ある日、OLの由美子(ゆみこ)はつきあってまだ3ヶ月の同僚・琢己(たくみ)からいきなりプロポーズされビックリ! 彼は会社から早期退職を勧められたのを機に、大阪に戻って実家が営む印刷所を継ぐべく、由美子に一緒についてきてくれと言うのだ。生まれ育った東京を離れて未知の土地・大阪で暮らすことに大きな不安を覚える由美子だったが、愛する琢己のためにも、嫁ぐことを決心する。そしていざ、琢己の大阪の実家での義両親、および弟・雅志らとの同居生活が始まってみると、皆気さくで明るくストレスのない日々にホッと一安心するのだが、そんな由美子の前に高い壁が立ちはだかる……それは東京と大阪、東西の食生活における大きすぎる違いだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)

看護師長はシングルマザー~亡き父への愛憎の狭間で~/ご近所騒がせな女たちVol.10

訪問看護師の川村由美(かわむら・ゆみ)は、息子の浩司(こうじ)と娘・千勢(ちせ)を抱えるシングルマザー。その経験豊富なキャリアと高い能力を買われてこのたび師長に抜擢されるのだが、部下の看護師から担当変更を直訴され、代わりに訪問した先の患者に会って愕然とする。ボロボロの安アパートに一人住む、その横山収(よこやま・おさむ)という70歳の老人は末期ガンを患っており、アパートの大家の話によると、昔、妻子を捨てて女と駆け落ちした成れの果てだという。実は昔、由美の父親もまた幼い彼女と母を捨てて家を出てしまっており、由美としてはこの二人の姿がだぶって見えて仕方なかったのだ。横山に対してなかば憎しみさえ覚えながら、それでも職務を全うするべく訪問看護に通う由美だったが、なぜか彼はひどい激痛があるだろうに、決して処方された薬を飲もうとはしなかった。一体なぜ…? そこには秘められた家族への想いゆえの悲しい決心があったのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-2~特集/女の敵は女!!」の内容と重複しています。ご注意ください)