あらすじ

美津子(みつこ)は、来る日も来る日も幼い息子・達也(たつや)をあちこちの病院に連れていっては受診させ、医者に病気の診断を仰いでいた。しかし、どの医者も答えはいっしょ…「検査の結果、お子さんはどこも悪くはないですよ」――そんなはずはない! いつもボンヤリしているし、顔色だってこんなに悪い…達也は何かの病気に決まっている!! 頑としてそう言い張る美津子だったが、実は彼女こそが救いがたく重い病気だったのだ。そう、『愛』が欲しいゆえの……。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-2~特集/裏切りの愛」の内容と重複しています。ご注意ください)
消えた恋人から1千万の借金を背負わされた女/スキャンダルまみれな女たちVol.10

ある日突然、OLの三方亜依子(みかた・あいこ)の前に現れたのは、ゆうゆう金融代表取締役の松藤(まつふじ)という中年男で、彼女の恋人の本田勤(ほんだ・つとむ)に貸した金を、保証人になっている亜依子に返せという。勤は長年の夢であるレストランを始めたはいいものの営業が軌道に乗らず、亜依子も知らない間に夜逃げして消息を絶ってしまっていた。その額、元利を合わせて約400万円、しかも他の金融業者から借りた分もあり、総額は約1千万…利息だけで月33万円にも上り、とてもじゃないがまともに払える金額ではなかった。途方に暮れる亜依子だったが、そこで松藤が、数社に渡る借金を自分のところに一本化しないかと持ち掛けてくる。そうすれば各社ごとに対応する面倒もないし、利息も安上がりになるというのだ。藁にもすがる思いでそれに応じる亜依子…しかしそれは、さらなる借金地獄へと彼女を引きずり込む狡猾な罠であった――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-1~特集/カネと欲望に狂って」の内容と重複しています。ご注意ください)

地獄の妄想デブス女~婚活サギ5人連続殺害事件~女のスキャンダル事件簿/スキャンダルまみれな女たちVol.10

2009年9月14日、T県警によって設置された『首都圏連続不審死詐欺事件』特捜本部によって、一人の女が14件の詐欺容疑および、それにからんでなんと5人の男性の殺人容疑で逮捕された。女は高級グルメや一流ブランドなどをたしなむセレブを気取ったブログ記事で少なくない女性読者たちから支持を集めていたが、その実態はぽっちゃり系風俗嬢に身をやつし、結婚相手を求める裕福な独身中高年男性をターゲットとして近づき、さまざまな名目で大金を引っ張る婚活詐欺女だったのだ。しかも、相手が女の真意を疑って金を出すのを渋りだすと、おもに練炭を用いた自殺を装って殺し、口封じを謀るという世にも残酷で悪質な……。そもそもは本当に北海道の裕福な家に生まれ、何不自由のないお嬢様暮らしを送っていた女が、何ゆえこのような信じがたい凶行を繰り返すに至ったのか? 『SNS』『婚活』に血道を上げる人々の首筋にヒヤリと冷たい刃を突きつける、女の凶悪事件の真相に迫るショッキング実録ストーリー!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-1~特集/カネと欲望に狂って」の内容と重複しています。ご注意ください)

姉妹無限地獄~おねえちゃん、私の夢を奪わないで!~/スキャンダルまみれな女たちVol.10

2才上の姉・真実(まさみ)は、妹である私・理実(さとみ)にとって、幼い頃からずっと嫉妬と怨嗟の対象だった。二人同時にピアノを始め、私のほうが上手だというのに姉だけが音大に進み、せめて結婚は私のほうが先にとお見合いの話を呑んだのに、直前でいきなり姉がデキちゃった婚……そしてまさか、そうやってことごとく私の幸せをつぶしてきた上に、さらにお互いに生まれた娘たちの間でも同じ姉妹間の呪縛を繰り返そうとするなんて――…! 溜まりに溜まった妹の憎悪が爆発したとき、二人の歪んだ絆が最悪の悲劇を生む!!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-1~特集/カネと欲望に狂って」の内容と重複しています。ご注意ください)

私が虐待母になったわけ~モラハラ夫、ママ友差別の中で~/スキャンダルまみれな女たちVol.10

有子(ゆうこ)は、腕のいい整骨医の夫と幼い息子・直也(なおや)の三人家族で暮らしていたが、最近、心身ともに疲れていた。勤め先の整骨院の院長への不満からくるイライラを夫からぶつけられ、一方でそれゆえに院長に気をつかわざるを得ない妻としてのストレスを抱えて……でもそんなとき、近所に越してきた裕福な主婦・友部真由里(ともべ・まゆり)と親しくなり、彼女との交友の中でいくばくかの心の安らぎを得るようになる。しかしやがてそんな彼女との仲にも亀裂が生じ、ママ友差別を受けているような心境に陥ると、そのはけ口は暴力となって息子・直也に向けられるようになってしまう。いったいどうしてこんなことに? 私はいつだって、いい母であり、いい妻、いい人を心がけてきたはずだったのに――…!? 四面楚歌の人間関係の中、心の限界を迎えた主婦の運命は果たして……?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-1~特集/カネと欲望に狂って」の内容と重複しています。ご注意ください)

息子と同年代の少年を買った女/スキャンダルまみれな女たちVol.10

勉強に部活動に、中学校までは優秀で順調だった諒介(りょうすけ)の青春の歯車が狂ったのは、名門のH高校に入学してからだった。授業の難しさについていけなくなり、テニスの部活では他の部員たちのやる気のなさに幻滅し……すっかり落ちこぼれ、目標を失くした彼は高校卒業後、夜ごとフラフラと街を遊び歩く日々をすごすようになり、前はあれほど自分のことを「自慢の息子」呼ばわりしていた母親も愛想を尽かす始末。ふん、俺はおまえの体裁のための道具じゃねえよ! 心の内で悲しく叫びながら、アルバイト感覚で、一人歩きする女性たちの夜のボディガード活動にいそしむ諒介だったが、ある日、母親と同年配のOL女性と一夜を共にし、衝撃の一言を聞かされたことで、血の惨劇が起こってしまう――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-1~特集/カネと欲望に狂って」の内容と重複しています。ご注意ください)

不倫相手の奥さんと子供に会いました~妻紅草の咲く庭で~/スキャンダルまみれな女たちVol.10

東西デパート美容部員として働く本吉笙子(もとよし・しょうこ/24歳)は、妻子持ちである宣伝部企画主任の逸見敏雄(いつみ・としお/31歳)と2年越しの不倫の関係にあった。1年前、彼の子供をおろして心身に浅からぬ傷を負った笙子は、そんな自分を納得させるためにも「妻はがさつな女だよ」「愛しているのはきみだけだよ」…そんなふうに言う逸見の言葉を信じたかったが、ついついある日、郊外にある彼の家の近所までやってきてしまう。そしてそこで偶然、彼の妻子に出くわし言葉を交わすのだが、その印象は彼の言葉とは真逆で、笙子は逸見の妻子への揺るがぬ愛情のほどをいやがうえにも思い知らされてしまった思いだった。とうとう笙子は彼との別れを決意する。凍った心に燃える復讐の刃を密かに隠し抱いて――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-2~特集/裏切りの愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

狙われたアラフォー地味女~美形ホストの本当の目的は一体…?~/スキャンダルまみれな女たちVol.10

普段は、関節炎を患い自力で歩けない兄の面倒をみながらひっそりと暮らしている、独身アラフォーの地味な女性・暮林月子(くればやし・つきこ)だったが、ある日、派手好きの友人・澄香(すみか)に誘われて、生まれて初めてホストクラブにやってくる。そこで出会ったのが、オリオンという源氏名で本名は弓野剛(ゆみの・ごう)という、店のナンバーワンの輝くような美形ホストだった。その巧みな手練手管にほだされ、まんまと恋に落ちてしまった月子は彼と交際するようになり、ほどなくカラダを重ね…「ホスト風情を暮林家の一員として迎え入れるなど絶対に許さん!」という兄の反対を押し切って、とうとう結婚。剛は、月子とその兄が暮ら す豪奢な屋敷で共に暮らすことになる。そう…実は月子の兄は不自由な体ながら、元々あった親の潤沢な遺産を投資でさらに増やし、月子の家の資産は莫大で、誰がどう見てもこの結婚は剛の完全なカネ目当てでしかありえなかったのだ。ところが剛の思惑は単にそれだけではなく、その悲惨な過去ゆえに人知れず沸々と、胸の奥に激しい怨念の炎を燃やしていたのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-2~特集/裏切りの愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

私を流産させた姑と夫に天罰が下った日/スキャンダルまみれな女たちVol.10

理奈(りな)は、地方で両親が営む食堂の経営難を少しでも助けたいと単身上京し、小さなアパートに住み喫茶店で働きながら仕送りをしていたのだが、ある日店の常連客の鈴本宗雄(すずもと・むねお)と意気投合、つきあった末に彼の子を妊娠する。そのことを告げると宗雄は、自分の借金の肩代わりをして、母親が一人暮らす実家で同居してくれるなら結婚するという条件を持ち出し、理奈は仕方なくそれに同意することに。しかしそれは地獄のような日々の始まりだった。姑は身重の理奈に家事のすべてを押し付けて完全に家政婦扱い、おまけに宗雄の借金の返済のために外で働くことも強制した挙句、そうやって稼いだ金はすべて自分が取り上げ、理奈に自分が自由に使えるお金は一銭も持たせなかった。宗雄も完全にそんな姑の言いなりで……そしてとうとう、産婦人科さえ行かせてもらえず、心身ともに過酷な毎日の果てに理奈は倒れ、お腹の子を流産してしまう――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-2~特集/裏切りの愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

意識高い系バリキャリ主婦、里子虐待殺害事件~女のスキャンダラス事件簿~/スキャンダルまみれな女たちVol.10

宇田川薫(仮名/うだがわ・かおる/43歳)は、東京都心にほど近い閑静な住宅街で、同じ歳の夫と十代の二人の娘とで豪奢な持ち家に暮らし、有名私立大学に在籍し公共経営学博士として研究を進めながら、声優・ナレーター・イベント会社経営・劇団主宰者・結婚式司会業などなど多数の肩書を持つ、いわゆる『意識高い系バリバリのキャリアウーマン』だった。彼女にとってそれらはすべて、自分の『女として・人間として』の価値とステイタスを高めるための道具でしかなかったが、時代の変遷と共にその効果のほども減少していかざるを得ず…そんな中、新しい時代の“意識高い系道具”として彼女が注目したのが、恵まれない孤児を里子として引き取って養育する里親になることだった。あのアンジェリーナ・ジョリーとブラピ夫婦も、マドンナも…世界に名だたるセレブたちが里親となって己の価値と 名声を上げている! この愚かな勘違いの果てに彼女がやったことは…3歳の堀内愛美(ほりうち・まなみ)ちゃんを引き取り、痛ましい虐待の末に無惨に殺害するという鬼畜のごとき所業だった――…。世間を震撼させた衝撃事件の一部始終をリアル&赤裸々描破!!!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-2~特集/裏切りの愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

なぜ!?わが子を病気にしたい母/スキャンダルまみれな女たちVol.10

美津子(みつこ)は、来る日も来る日も幼い息子・達也(たつや)をあちこちの病院に連れていっては受診させ、医者に病気の診断を仰いでいた。しかし、どの医者も答えはいっしょ…「検査の結果、お子さんはどこも悪くはないですよ」――そんなはずはない! いつもボンヤリしているし、顔色だってこんなに悪い…達也は何かの病気に決まっている!! 頑としてそう言い張る美津子だったが、実は彼女こそが救いがたく重い病気だったのだ。そう、『愛』が欲しいゆえの……。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.10-2~特集/裏切りの愛」の内容と重複しています。ご注意ください)