笹生那実の初期作品集。私が10代の頃に描いた作品には『子どもの死』というテーマが必ずでてきた、と著者が語るように幼くして兄を失った妹の物語『風に逢った日』が表題作。その他、初めての恋にまっすぐな高校生男子と恋を信じられない女子との心の交流を描いた『いばらの森』他、デビューから初期の頃の様々な物語。作品にまつわる描き下ろしエッセイ漫画も収録!【収録作品】■風に逢った日■『風に逢った日』について■弘美の聞いたもの■17歳だった。■私のマンガ歴■いばらの森■真夏からの挨拶■『真夏からの挨拶』について■危険な苺ジャム■えんぴつがきの午後