あらすじ

卒業死験、3日目の科目は「国語」! 小説「蜘蛛の糸」を模した地獄で繰り広げられる欺瞞がもたらす凶気の行方は!? そして待ち受ける4日目の「音楽」の問題が、人間の業の深さを生徒たちに突きつける! 衝撃怒涛のクライマックス!!
ストラグリング・ガールズ~一発逆転の頭脳決戦~ 1巻

卒業試験にパスすれば一生安泰、でも落第すれば即死亡! 一流の札付きが集う全寮制女子高で異能の教師たちとの狂乱の頭脳バトルが幕を開ける!!

ストラグリング・ガールズ~一発逆転の頭脳決戦~ 2巻

卒業死験の2日目の科目は数学! 2つのグループにわけられ、殺人シーソーに乗せられた生徒たち。徐々に酸の海へと下がっていくシーソーで生還するためには、少しでも重量を減らして相手を酸へ沈めるしかない…。身を軽くしようと半狂乱になるなかで、メイは解答への光明を見出すが…!? そして舞台は3日目、国語へ。問題は「蜘蛛の糸」だというが…。

ストラグリング・ガールズ~一発逆転の頭脳決戦~ 3巻

卒業死験、3日目の科目は「国語」! 小説「蜘蛛の糸」を模した地獄で繰り広げられる欺瞞がもたらす凶気の行方は!? そして待ち受ける4日目の「音楽」の問題が、人間の業の深さを生徒たちに突きつける! 衝撃怒涛のクライマックス!!

ストラグリング・ガールズ~一発逆転の頭脳決戦~

カオスを味わう美少女デスゲーム #1巻応援

ストラグリング・ガールズ~一発逆転の頭脳決戦~ 青山広美 さくらうめ
兎来栄寿
兎来栄寿

『バード』や『GAMBLE FISH』の青山広美さん原作の美少女頭脳戦マンガということで、注目していた作品。いつだって私たちは『トーキョーゲーム』の幻影を追い求めているのです。 ところが、1話を読んだだけで「一発逆転の頭脳決戦」というサブタイトルから想像するよりも断然パワフルな作品だと理解しました。 ・「覇道学園」(通称「外道学園」「反吐学園」)というネーミング ・喧嘩十段で9人のタマを潰したという令嬢 ・その令嬢が上空1万mでドアの開け放たれた飛行機の中、生身で風圧に対抗してドアを閉める ・一列になったり二列になったりする機内 ・さくらうめさんの描く女の子は基本的にかわいいのに突然作画が適当になる ・クラスは20人のはずなのになぜか最初の投票は30人いる ・典型的な狂った富豪がいるのはまだしも数が多すぎる ・破骨島のアクセスや立地が悪すぎる上にあれだけの数の富豪たちが快適に生活できるライフラインや設備があるのか謎 などなどツッコミどころが多すぎて追いつきません。 その後も、カウントダウン残り1秒で開けたら1秒で全員脱出は無理なので不合格なのでは? 数学って聞いただけで恐ろしくて眠れなくなるとは? などなど常に疑問符が浮かび続けます。 ピアノが得意な美人の楓さんとの百合展開なども期待できそうな展開でしたが、完全にそれどころではありません。 破天荒さが目立ちますが、 「問答無用のエゴイスト! 掟破りのマキャベリスト!」 のような疾走感のある言い回しなどは癖になります。  『彼岸島』などを楽しめる方にお薦めしたい作品です。