あらすじ
今日も元気に登校しなければならない…はずの小学4年生・ちなみ。だが彼女は、家の前に建てられている奇妙で巨大な石の建造物の監視という日課に余念がない。なんのために造られたのか、全く理解できないちなみは、来る日も来る日も石と格闘している2人組、ドン貞吉とズゴックにイチャモンをつけに行くが…。猫目町に住む、ちょっとヒネクレたチナミは、町のあちこちにいる「変人」たちとなぜか関わっちゃう日々。あたし、そんなの全然望んでないのに!もう、何でなの…!?
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今日も元気に登校しなければならない…はずの小学4年生・ちなみ。だが彼女は、家の前に建てられている奇妙で巨大な石の建造物の監視という日課に余念がない。なんのために造られたのか、全く理解できないちなみは、来る日も来る日も石と格闘している2人組、ドン貞吉とズゴックにイチャモンをつけに行くが…。猫目町に住む、ちょっとヒネクレたチナミは、町のあちこちにいる「変人」たちとなぜか関わっちゃう日々。あたし、そんなの全然望んでないのに!もう、何でなの…!?
今日も元気に登校しなければならない…はずの小学4年生・ちなみ。だが彼女は、家の前に建てられている奇妙で巨大な石の建造物の監視という日課に余念がない。なんのために造られたのか、全く理解できないちなみは、来る日も来る日も石と格闘している2人組、ドン貞吉とズゴックにイチャモンをつけに行くが…。猫目町に住む、ちょっとヒネクレたチナミは、町のあちこちにいる「変人」たちとなぜか関わっちゃう日々。あたし、そんなの全然望んでないのに!もう、何でなの…!?
表紙を見て、良さそうな作品だと思ったのですが、実際に読んでみて、その良さを伝えることを少し難しく思ったりもしました。 主人公のちなみちゃんは、町の変人達に巻き込まれペースを乱されますが、本人も十分「変人」の素質を持っています。 作者の野本先生のマンガは、この作品と短編集の「916」だけですが、どちらも不思議な魅力を持った作品です(絵柄は初期の松本大洋さんに近い気もしますし、ずれている人々の描き方は小田扉さんにも通じるものがあります)。 読むと、少しだけフワッと心が軽くなる。そんな作品でした。