作品情報著者上野キミコarrow_forward_ios巻数2巻arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社少年画報社arrow_forward_iosレーベルひとりごはんarrow_forward_ios刊行期間2023/04/10~2024/03/11
昭和40年代の日本、スマホもネットもまだまだ想像できない時代。人々は日々の生活に必死だったんだろうけど、どこかゆったりとした空気とノスタルジーを感じます。 日本をさすらう謎の画家、東望葵ちゃんは旅先でご飯を食べ、不思議な絵を人々に残します。 ご飯のアンソロジーコミックから単行本化された作品ですが、作中に登場するご飯は、その味を想像出来る、日本人の琴線に触れるメニューばかり。 そのメニューと思い出を語る人達から感じる優しさは、作品の暖かさと絵柄の柔らかさとともに、どこか遠くにあるような、懐かしい感情もまた呼び起こしてくれます。 晩ご飯のメニューを考えながら、記憶の中の味を思いながら読むのも良い作品なんじゃないかと思います。