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「じゃあ、内緒の友達ってことで――」クラスでぼっちな俺・前原真樹に、初めてできた友だち・朝凪海。いつも輪の中心にいて、他の男子からは『クラスで２番目に可愛い』なんて陰で噂されている。ぼっちの俺なんかと住む世界が違う――と思いきや、まさかのＢ級映画好き!? ひょんなことから友だちになった朝凪さんは、金曜日の放課後だけこっそり俺の家に遊びに来る。映画にゲーム、漫画の趣味も合う彼女との楽しいひととき。日陰男子と２番目ヒロイン、等身大の“友だち”ラブコメ開幕!!
「ねぇ前原、私たち悪い子だねぇ」海の親友でクラスで1番の人気者、天海夕と友だちになった前原。天真爛漫な夕に振り回されながらも、3人は一緒ににぎやかな時を過ごす。けれど急接近する夕と前原を見て海はどこか寂しそうで…!? 料理にお泊り、そして文化祭…等身大の“友だち”関係はゆっくりと変化していく――日陰男子×2番目ヒロインのじれあまラブコメ第2巻!
アニメ化企画進行中！日陰男子×2番目ヒロインの じれあまラブコメ第3巻！「話があるんだ、朝凪さんに大切な話」家で遊んでいた前原と海を突然訪れたのは夕だった…！友達関係を隠していたことを不思議に思う夕に対して、海は「夕にだけは言いたくなかった」と…。翌日、いつも通り振る舞う海に違和感を感じた前原は、彼女が抱える中学時代の“秘密”に迫っていくことに──。日陰男子×2番目ヒロイン友だち関係に大きな転機が訪れる！
「海に 告白したいな」慌ただしい文化祭が終わり“恋人前提の友達”という新たな関係となった真樹と海。そんな2人を待つのは、クリスマス…！もう一歩関係を進めるために真樹は意を決して海をイブに誘うが…!?そして、ドキドキ＆ワクワクいっぱいのクリスマスイベントの陰に前原家の家庭事情が見え隠れする──日陰男子×2番目ヒロイン、2人のペースで距離が縮まる第4巻！
「今日の私どうかな？」待ちに待った週末デート。約束の時間より早く来た海はいつもよりキラキラして見える。映画館へ向かうと海が取っていた席は“カップルシート”で…!?恋愛映画の盛り上がり(?)に乗じて真樹にしなだれかかる海。そして、ドキドキは最高潮へ…。一方真樹の心に影を差す前原家の事情が次第に明らかになり…。楽しさも、ときには寂しさも。2人はお互いに新しい顔を見せていく。
大枠で言うと 「陰キャ主人公×陽キャヒロイン」が、共通の趣味で、クラスメイトとは内緒で交流するラブコメ的な話。 ラノベ原作だとこの手の構図（『弱キャラ友崎くん』など）増えたなと個人的に思うのですが、在りし日の青春時代の願望垂れ流しなストーリーが、イタくもあり、眩しくもあり読んでしまいます。 本作も、美人でクラスカーストの上位にいながら、B級映画好きという接点から交流がはじまり、陰キャの主人公と同じくゲームや漫画などのオタク趣味も理解があるというから意気投合しちゃう展開。 陽キャ特有の積極性でグイグイ主人公のパーソナルスペースに侵入してくる感じ、嫌いじゃないです。 『冬物語』のレビューでも記載しましたが、ウジウジした主人公（男）を引っ張ってくれたり、無条件に励ましたりしてくれるヒロイン像、昔から好きなんですよね。 いつだって自分の価値観だけで凝り固まった世界を広げてくれるのは、こういうヒロインの力で、こういう人に憧れてしまうんです。 またヒロインはクラスで2番目にかわいいというのも陰キャにはポイント高い。 1番だと恐れ多いから。 たとえ、フィクション、夢想、妄想、幻想でも、学校の1番目のヒロインと良い感じになるのは陰キャにはキツいんすよね。 この点も個人的には良かったポイントです。 今後もヒロインが複数出てきそうで、特にヒロインと親友でもある1番目も主人公のこと気にしだして、2番目との関係がどう展開されるか楽しみです。