あらすじ

みょーちゃん先生がいるなら悩むのだって怖くない!? 高校の養護教諭・笹舟みよか(26歳)は今日もみんなの相談に全力投球! 悩むのって正直、苦しいしツラい。でもきっとそんな悩みが自身を成長させてくれるから、みょーちゃん先生と一緒にあーだこーだと考えよう☆ たまにはいい事だって言っちゃうゼ、第6巻!!
みょーちゃん先生はかく語りき 1巻

生徒のためならなんでもシちゃう? 熱血ポンコツ教師・みょーちゃん登場☆ とある高校の保健室の先生・笹舟みよかは生徒達の良き相談役として、今日も思春期爆発系質問にカラダを張って答えます! アオカンしたいって彼氏に言われた? 乳輪が大きいのが悩み? 全部みょーちゃん先生にお任せあれ!!!

みょーちゃん先生はかく語りき 2巻

高校の養護教諭・笹舟みよか(26歳)は今日も生徒から大人気! 「保健の先生になるにはどうしたらいい?」 「おっぱい星人ってなんですか?」 「キスがしたくてたまらない…」 よっしゃバチコイ!みょーちゃん先生にお任せあれあれ! みんなのお悩み、カラダをはってお答えします!! 青春!性春!?第2巻

みょーちゃん先生はかく語りき 3巻

高校の養護教諭・笹舟みよか(26歳)は今日も生徒達から大人気! でも、テンション高めの高校生達を相手するには体力ゲージが‥‥。そんな時は同僚と飲むもヨシ! 祭りではしゃぐもヨシ! 旦那と〇〇するも‥ヨシ!? 母性全開!ムラムラ全開!?第3巻! ※他作品の試し読みが巻末に収録されておりますが、本作の収録ボリュームや価格に影響はございません。

みょーちゃん先生はかく語りき 4巻

人生経験ホーフな人妻保健医にいっちょ相談してみっか! 高校の養護教諭・笹舟みよか(26歳)は今日も生徒達から引っ張りだこ! ちょ~っとセンシティブなお悩みも、秘密の恋の相談も、みょーちゃん先生にかかればなんでも解決!? ココロもカラダもスッキリさせます!第4巻!

みょーちゃん先生はかく語りき 5巻

保健医って大変だ!! 高校生だって大変だ!? 高校の養護教師・笹船みよか(26歳・人妻)は今日もみんなの悩みに全力投球! 同僚のれなみ先生に恋の予感!? 夫と二人きりでドキドキ大晦日!? 生徒の代わりに制服でパンフ撮影!? おっしゃ☆ まとめてかかってこいや♪ 愛だの恋だの大好物でい、第5巻!!

みょーちゃん先生はかく語りき 6巻

みょーちゃん先生がいるなら悩むのだって怖くない!? 高校の養護教諭・笹舟みよか(26歳)は今日もみんなの相談に全力投球! 悩むのって正直、苦しいしツラい。でもきっとそんな悩みが自身を成長させてくれるから、みょーちゃん先生と一緒にあーだこーだと考えよう☆ たまにはいい事だって言っちゃうゼ、第6巻!!

みょーちゃん先生はかく語りき 7巻

“祝福”であり“呪い”でもある。それが青春‥!! 高校の養護教諭・笹船みよか(26歳)は今日も生徒の悩み相談に大忙し!! 熱かったり、恥ずかしかったり、青臭かったり、ワクワクしたりーー。キラメク青春野郎共の相手はラクじゃないけど、オトナの意地だって見せちゃうよ♪ 人生まるっとアオハルだ!! 第7巻!!

みょーちゃん先生はかく語りき

ポルノ原理主義

みょーちゃん先生はかく語りき 鹿成トクサク 無敵ソーダ
江戸川
江戸川

ネタバレ含まないように内容には触れず。 タイトルは、ニーチェの名著「ツァラトゥストラはかく語りき」から取ったのは明らかだが、内容は一切関係ない。 気持ちいいくらいポルノ(商品)として作っている作品。 たくさんの美少女たち(年齢は違うが、造形は全て幼さが残る女性たち。エイジズムを感じさせる)が、性にまつわる話しや実践を行う。読者は傍観者であり、覗き見している感覚にさせる。劣情の煽り方がうまい。 ニーチェの言うところの「深淵」はない。深堀りするのが野暮なほど、ポルノに徹している。 こういうお粗末でシンプルな作品は、気持ちいいので嫌いではないが、哲学的に考察することが趣味なので、あえて違う角度から。 ポルノに徹するこの作品、ある意味、漫画家たちの高尚なものを作りたいという有りがちな心情へのアンチテーゼに思える。 なぜニーチェの言葉を引用したのか。 「神は死んだ」という有名な言葉があるが、作者は「高尚なものの存在価値は死んだ」と、言いたいのではないか。 ある意味、正解である。 漫画を通して、何かを伝え、誰かを救ったり世界を少しでも良くできるか? 非常に難しいだろう。 それならば、一日の疲れを癒やすようなサプリメントのような役割に徹する。そちらのほうが役に立つのではないか、と。 間違っていないような気がする。 しかし僕は、宮崎駿や高畑勲などの「漫画やアニメという媒体は、思想の伝達のツールとして有能」という理由からの、ある種のアンガージュマンに感動する。 日本はもう下降する一方だ。景気のいい時代のように、考えないままでいるわけにはいかない。「パンとサーカス」を与えている場合ではないのだ。 商業主義、拝金主義に迎合せず、使命感を持って、血も滲むような努力をしながら、「微かな可能性」にかけて制作する作家たちを応援したい。 ニヒリズムに陥って居直る作家たちよりも。