あらすじイギリスから来た傲慢な貴族出身の留学生・ガブリエル。彼は世界の建築界を牛耳ろうとしている集団から派遣された男だった。若い芽を摘んでしまおうとしているのだ。地獄と言われる集中授業が始まって、生徒達は南の島とだけ聞かされた場所に向った。島に置き去りにされた生徒達は、現地のものを使って家を建て、快適な生活を送れるよう課題を与えられる。果たして建作とガブリエルの勝負は?
主人公は田舎から出てきた建築デザイナーを目指す高校生。トップの成績で合格を果たし、持ち前のセンスで先輩やライバルを内装バトルや建築バトルで打ち負かすのだが、すべての実現可能性(最後は高校生が1人ずつ無人島で家を建てる)、評価の内容に納得できないので突っ込みながら楽しむしかない。 とはいえ子供向けにこんな珍しい設定で挑んだのは素晴らしいと思う。これ読んで建築の道を目指した人がいて欲しい。 役に立つ知識としてはピート・ハインのスーパー楕円テーブルと、部屋を広く感じさせるレイアウトは正方形を意識しろというのがある。