あらすじ一流の建築デザイナーになるために、東京に出てきた計建作。入学試験をトップで受かった日本建築学院に行き、そこで有名な建築家白瀬建三の娘・まゆと知り合った。入学前に、モデルハウスの部屋のデザインで類まれな才能を発揮した建作は、悪徳不動産屋やライバル剣持を相手に、その腕で運命を切り開いて行く…。
主人公は田舎から出てきた建築デザイナーを目指す高校生。トップの成績で合格を果たし、持ち前のセンスで先輩やライバルを内装バトルや建築バトルで打ち負かすのだが、すべての実現可能性(最後は高校生が1人ずつ無人島で家を建てる)、評価の内容に納得できないので突っ込みながら楽しむしかない。 とはいえ子供向けにこんな珍しい設定で挑んだのは素晴らしいと思う。これ読んで建築の道を目指した人がいて欲しい。 役に立つ知識としてはピート・ハインのスーパー楕円テーブルと、部屋を広く感じさせるレイアウトは正方形を意識しろというのがある。