あらすじ

呪詛魔法をかけられ、生死の淵をさまよう公爵令嬢・シオンを、持ち前の知識と魔法技術で救うことに成功した、自称ただの司書・セレル。シオンの魔導書契約も無事に完了し、呪詛魔法をかけた犯人も捕まり、事件解決に向けた道筋が見えてきたことでようやく肩をなでおろしたセレルに、騒動の真の首謀者である人物の影が近づく――。
何と言われようとも、僕はただの宮廷司書です。 1

とある王立魔法図書館で司書を務める少年・セレル。あくまでも「ただの司書」であると主張する彼だが、幼馴染の王女・フィオナと談笑し、高度な魔法を操り、膨大な仕事量を1人でこなすその姿は、どう見ても「ただの司書」ではなく――?大図書館を舞台にした、訳ありまくり司書のビブリア・ファンタジー開幕!!

何と言われようとも、僕はただの宮廷司書です。 2

呪詛魔法をかけられ、生死の淵をさまよう公爵令嬢・シオンを、持ち前の知識と魔法技術で救うことに成功した、自称ただの司書・セレル。シオンの魔導書契約も無事に完了し、呪詛魔法をかけた犯人も捕まり、事件解決に向けた道筋が見えてきたことでようやく肩をなでおろしたセレルに、騒動の真の首謀者である人物の影が近づく――。

何と言われようとも、僕はただの宮廷司書です。 3

宮廷司書であるセレルは、一連の事件の黒幕・アトスが召喚した禁忌の力、魔人書の前に成す術なく蹂躙される。絶体絶命の窮地の中、セレルはひた隠しにしていた力を解放する。果たしてただの宮廷司書に収まらない彼の力の秘密とは――!訳あり宮廷司書のビブリア・ファンタジー、クライマックス!