あらすじ

鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。現代とは比べ物にならないほど情報も手段も少ない中、彼らは世界とどう対峙していたのだろうかーー。欧米諸国のアジア進出に伴い、日本への注目が高まり始めたころ。ペリー提督率いる米国の艦隊、脅威の象徴としての「黒船」が来航し、新たな港の開港を含めた条件が提示される。江戸幕府最大の危機、国の未来がかかった交渉の場に、大通詞へと成長した栄之助が挑む! 同じく通詞の父と親子で挑む歌舞伎の「同時通訳」編も収録。未来へ繋ぐ幕末のお仕事ヒューマンドラマ、完結!
とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助- 1巻

鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。真面目で熱心なタイプの森山少年は、時々空回りしながらも 考え続けて伝える努力ができる、期待の通詞見習い。彼はやがて成長し、後にペリーやハリスとの交渉の場に立ち会う 幕末外交の影の功労者となる! 幕末時代の最先端の仕事の中で笑い、泣き、時々傷ついてもまた顔を上げ、職業人になっていく。強くて優しい、幕末のお仕事ヒューマンドラマ!

とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助- 2巻

鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。現代とは比べ物にならないほど情報も手段も少ない中、彼らは世界とどう対峙していたのだろうかーー。キリスト教が厳しく取り締まられる最中、イギリスの船が長崎近くで難破した。オランダ語通詞・森山栄之助は率先して救助活動にあたるが、英語話者のイギリス人とは言葉が通じず、安心させることすら難しい。そして彼らはキリスト教の信者のようで……。イギリス人からは警戒され、町の人から非難の目が向けられても、通詞たちは彼らが安心して帰れる方法を懸命に模索する! さらに、栄之助に恋の予感も訪れます!! 強くて優しい、幕末のお仕事ヒューマンドラマ!

とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助- 3巻

鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。現代とは比べ物にならないほど情報も手段も少ない中、彼らは世界とどう対峙していたのだろうかーー。欧米諸国のアジア進出に伴い、日本への注目が高まり始めたころ。ペリー提督率いる米国の艦隊、脅威の象徴としての「黒船」が来航し、新たな港の開港を含めた条件が提示される。江戸幕府最大の危機、国の未来がかかった交渉の場に、大通詞へと成長した栄之助が挑む! 同じく通詞の父と親子で挑む歌舞伎の「同時通訳」編も収録。未来へ繋ぐ幕末のお仕事ヒューマンドラマ、完結!