あらすじ

照りつける陽射しの中で、彼女は”恋”を知る……。傷つきやすくも、しなやかな、あの夏。その鮮烈で繊細な独自の世界で各界に熱狂的なファンを持つ気鋭の女流作家が贈る初の長編作、甘く切ないキラめく季節の物語、切望の開幕。
赤パン先生! 1

照りつける陽射しの中で、彼女は”恋”を知る……。傷つきやすくも、しなやかな、あの夏。その鮮烈で繊細な独自の世界で各界に熱狂的なファンを持つ気鋭の女流作家が贈る初の長編作、甘く切ないキラめく季節の物語、切望の開幕。

赤パン先生! 2

甘い記憶と癒えない傷。思春期前夜に揺れる伊倉きらと、彼女の腹違いの姉である高校教師・庸子、そして、書店員で臨時水泳教員の”赤パン先生”鮎川。キラキラきらめき、キシキシ軋む、それぞれの夏。唯一無二の個性が、その深くデリケートなタッチで描き出す、”こわれ物”のような心たちの物語、破裂する感情と無垢な祈りに満ちた、第2巻。

赤パン先生! 3

きらと庸子、腹違いの歳の離れた姉妹。水泳の臨時教員・鮎川(=赤パン)に、ともに恋をしてしまったふたり。胸のときめきは、ときに刃のように、それぞれの“明日”を……。気鋭女流作家、渾身の初長編連載作、待望の第3巻。

赤パン先生! 4

きらの初恋の行方、庸子の傷心と希望、鮎川の熱。夏休みは過ぎ、水泳大会が迫る。真っ青な思いを、揺れる水面に乱反射させて、その夏が、終わる。気鋭の女流漫画家が、傷つきやすくもしなやかな“心たち”を繊細に描く、焦げつくような季節の物語、圧倒的終幕。