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美術予備校に通う少女・玲は、理論派だがセンスが弱く写生が苦手。ある時、ひょんなことから彼女の肉体は、歴史の陰に消えた型破りな天才画家・絵太郎の霊に乗っ取られてしまい…!?
【第5回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】エアコン組立工場で働く川上綾は、小説家志望。 繰り返される単調な日々の中、月に一度、文芸サークルの集いを楽しみにしている。 しかしある事態をきっかけに、信じていた日常は崩壊する。 「”創作”なんかから卒業するきっかけを 本当はいつも探していたんだ」 逃れられない創作の呪縛、 この苦しみが誰かの喜びに変わる時まで――。
千年前?から幽霊として人に取り憑き、その取り憑かれた人物の身体で作品を出し、絵師として世に名前を遺してきた絵太郎が、知識はあるけど画力がほぼゼロな予備校生に取り憑くも、上手いだけでは評価されない現実を目の当たりにして、予備校生の「頭脳」と絵太郎の「テクニック」で難関受験を突破する!というそこそこ力技で進んでいく話でした。あの状態で藝大に合格したふたりがこれからどうやって大学生活を送っていくのかがとにかく気になります。