あらすじカナダの湖畔、死者の魂を成仏(チェックアウト)へと導く「羊飼いの宿(シェパードハウス)」 様々な客(ゲスト)が訪れ、眠りについていく中、過去にホテルで起きた事件を追う支配人・シルフィが帰還する。彼女の口から語られるホテルに潜む“邪悪”の正体とは――。
旅行先のホテルはしばし、寝ることがメインになってしまうけど、ここはホテルでゆっくり過ごすもよし、近くを観光するもよし、まるで自宅の自室のよう。 穏やかな時間の中で、宿泊者が忘れている、やり残したことを解決していく。 第一話の、予想外の展開がとても好きだ。 曰く付きの幽霊が出るホテルへ、幽霊を撮りに来たお客様。 何故か泣く無愛想なスタッフ。 曰く付きの、曰く内容に対して泣いているんだろうか。考えさせられる。 第二話以降の、各お客様のストーリーも良いけれど、第一話でなされた設定を明らかにした展開がとても好きだ。 ホテルは求めるものを与えるならば、スタッフには何を与えているんだろう。