あらすじ

そう明日。いよいよ明日。あの方は笑顔で私を花嫁として迎えてくださるかしら……。神さまどうかお願いします。どうか私たちが世界で一番幸福な2人になれますように……。見知らぬ遠い国へ……。たとえどんなに遠くの国でも喜んでお嫁にいかなくちゃ。豊かな黄金の国・マイセン公国の陛下ラリック4世(15)の妻として嫁いでいくポンポーワ姫(13)。これまでに贈られた品物の中で姫がうれしかったのは、贅沢なものじゃない、いつも贈り物に添えられた手紙…。こんなにも優しい人となら幸せになれるとロマンスを夢見ていたのであった。しかし、当の陛下は結婚すらする気がなく、実は世継ぎを生ませるための宮廷で行なわれていた陰謀であったのだ。そんな陛下を一生懸命、愛していこうと奮闘する姫が少しずつ、陛下の心を開いていく…幸せは自分で作るものなのだわ…そしていつかきっと私に会いに来てくれる…。それが世界で一番幸せなロマンス…。松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ完結編(全6巻)!
ロマンスの王国1巻

高校を卒業したばかりの花嫁をもらった江洋(こうよう)は、ハネムーンの最中に衝撃の事実を突きつけられた。「江洋さんはいいひとよね。初めて会った時にわかったもの。絶対この人は信じられる。絶対わたしにさわらないでくれるって。だからわたしあなたと結婚したの……」。新妻・一花(イサク)の言葉は、江洋の心を揺さぶった。指一本触れさせてくれないという不自然な新婚生活が続き、不満と苛立ちが積もっていく…。一花ともうこれ以上は一緒にいられない! と江洋が駆け込んだ先は別れた過去の女・万葉子の部屋だった。一方、一花の元にはロンドン帰りの幼なじみ夏臣(なつき)が現われて…。松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ第1巻(全6巻)!

ロマンスの王国2巻

恋をするってなんて素敵で不思議で、でもでもでもでもなんて苦しい……だからこそいつも求めずにはいられないの。私だけの真実の宝石。たったひとつのロマンスを…。それはこの世で最高のロマンスでなくっちゃ、いや!! 女子大生の朝実、真昼、夕夜。朝実は恋多き女。自称婚約者がいるのだが、実は別の男のことが気になっている。真昼は教授と不倫中。夕夜はスナックにてバイト中で…モテるが本当の恋をしたことがなかった。そんな夕夜に、《夕夜ファンクラブ名誉会長》歯科医の月末先生が猛烈にアタックしてくる。だが夕夜はこの男だけは苦手であった…気にはなるけど。そんな中、朝実の本当に好きな男が判明…なんとあの月末先生であった!! 松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ第2巻(全6巻)!

ロマンスの王国3巻

1999年、空から恐怖の大王が降ってくる…!? つまりそれって私たちは絶対、オバさんなんかにならないですむってことよね? 急がなきゃ! 1999年に世界が消えても後悔しないように、すごい恋愛をしなくっちゃ!! 丸ノ内女学園に通う未散(みちる)はデパートで万引きをしたところを実子(じっこ)という主婦に発見されてしまう。その主婦は、なんと丸ノ内女学園の伝説《小田島先生の奥さん》であった。小田島先生は周囲の反対と戦って、一人の美しい生徒を花嫁にした。そんなロマンス伝説の花嫁であった。未散は密かにそんな伝説にロマンスを求めていたのかもしれない。そして未散が見たそのロマンスの真実とは…。松苗あけみ先生の代表作、あの学園ラブコメディの傑作《純情クレイジーフルーツ》のアナザーストーリーを収録。実子と小田島先生が帰ってきた! 松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ第3巻(全6巻)!

ロマンスの王国4巻

この世のすべての恋愛は消耗品である。…恋愛なんて、最上のものをたった一度すれば十分だと思ったのに、その相手が最上じゃなく最低な奴だったとしたら…どうすればいいの? そう、ただあたしが甘かった、それだけ……。『ロマンスの王国(2巻)』の登場した朝実、真昼、夕夜のその後はどうなった!? 夕夜は歯科医の月末とうまくいったかのように見えたが、月末は相変わらず浮気を繰り返し、夕夜はついに愛想をつかして出て行ってしまう。一方の朝実は、婚約者・江分利出(えぶりで)くんと本当に結婚してもよいのだろうかと悩んでいた。そして小説家になる夢を持つ真昼は、夢を実現させるか、恋愛を取るかで悩んでいた……。恋って、ロマンスって一体……。松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ第4巻(全6巻)!

ロマンスの王国5巻

消えてよ、ふたりとも。今すぐあたしの目の前から消えて!! どっか遠くへ行ってよ!! あたしを大事にしてくれる番だと思っていたのに……! 《けっこんしようね》? ウソつき、裏切り者! 確かにそういったくせに! あんなにあたしに夢中だったくせに! 幼なじみとの恋は実る? 明日春(あすはる)と成実は同じ団地に住む幼なじみ。成実はいつも明日春のお姉さん役として、これまでずーっと明日春の面倒をみてきた。成実は明日春のことをずっと想ってきたのだが、ことある度に明日春に彼女を紹介され、はらわたが煮えくり返っていた。次はきっとアタシの番……。そんな中、成実に小金原が告白する。戸惑う成実であったが、明日春の心ないひと言を耳にし、付き合うことにしてしまった。……あたしだって大事にされたい。明日春には大事にしてる人がいるんだから…。松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ第5巻(全6巻)!

ロマンスの王国6巻

そう明日。いよいよ明日。あの方は笑顔で私を花嫁として迎えてくださるかしら……。神さまどうかお願いします。どうか私たちが世界で一番幸福な2人になれますように……。見知らぬ遠い国へ……。たとえどんなに遠くの国でも喜んでお嫁にいかなくちゃ。豊かな黄金の国・マイセン公国の陛下ラリック4世(15)の妻として嫁いでいくポンポーワ姫(13)。これまでに贈られた品物の中で姫がうれしかったのは、贅沢なものじゃない、いつも贈り物に添えられた手紙…。こんなにも優しい人となら幸せになれるとロマンスを夢見ていたのであった。しかし、当の陛下は結婚すらする気がなく、実は世継ぎを生ませるための宮廷で行なわれていた陰謀であったのだ。そんな陛下を一生懸命、愛していこうと奮闘する姫が少しずつ、陛下の心を開いていく…幸せは自分で作るものなのだわ…そしていつかきっと私に会いに来てくれる…。それが世界で一番幸せなロマンス…。松苗あけみ先生がお贈りする素敵なラブロマンス・シリーズ完結編(全6巻)!