初夏の雨は夏のにぎやかさを消してくれる。私はガレージで一日を過ごす。RZはピカピカだし部品もチェックしたし。こんな日はブーツの手入れとシューズ磨き…。突然、いとこの光太郎がやってきた。母が入院したため、しばらく居座るらしい。ただゼミの終る時間になっても帰ってこず、毎晩、遅くまでどこかに行っている光太郎。そんな行動に不信感をつのらせるピンクであったが、光太郎には人に言えない秘密をひとりで抱えこんでいた。そしてピンクは光太郎の秘密を目撃してしまう……。愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。