あらすじ

テニスクラブの「姫」と呼ばれている、私立のお嬢様高校1年生・千駄ヶ谷は、ピンクの親友であるさっ子のライバルだ。その可憐な姿に恋心を抱くライダー・代々木は、毎日、テニスクラブの前で彼女のことを見ていることしかできなかった。彼女に声をかける勇気もなく、煮え切らない代々木に対して、悪友たちは心ない言葉でそそのかす。彼女の望むものをあげればいいんだ…。ついに代々木は彼女を振り向かせるために、ある卑劣な行動に出てしまうのであった。愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。
緋色(ピンク)マイロード1巻

モトクロスGPの2年連続チャンピオンを兄に持つ国立緋色(ひいろ)、通称・ピンクは兄に負けず劣らずバイクに魅せられていた。「世界中の風の中をマシンに乗って一緒に走ろう。大好きなマシンで世界中をひとまわりしよう」……それが雄兄とピンクの夢だ。ある日、雄兄は購入した750ccの試走に出かけて行った。「あと2年で免許が取れる。そうしたら雄兄のあとについて走っていける」。そんな兄との夢に思いをはせていたピンクの元に届いたのは、無常にも兄の事故の知らせであった…。愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。

緋色(ピンク)マイロード2巻

朝まだ明けぬ藍色の闇の中。RZをおして住宅街から表街道へ出る。一日の始まりは私とRZの疾走で日が昇る! さっ子の片思いの相手は外科医を目指す浪人息子の行徳。ただ最近、750ccを乗り回しているらしく心配でピンクに相談を持ちかけた。ピンクは2人の仲を取り持つことを約束し、バイクで行徳を探し始めた。何日も探し回わるピンクの前に1台の750ccが行く手をさえぎる。「俺と山はらねえか? 命がけのさ!?」。メットを脱いだその男こそ、さっ子の片思いの相手・行徳であった。そのすてばちで挑戦的なまなざしに、ピンクに不安がよぎる…。愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。

緋色(ピンク)マイロード3巻

初夏の雨は夏のにぎやかさを消してくれる。私はガレージで一日を過ごす。RZはピカピカだし部品もチェックしたし。こんな日はブーツの手入れとシューズ磨き…。突然、いとこの光太郎がやってきた。母が入院したため、しばらく居座るらしい。ただゼミの終る時間になっても帰ってこず、毎晩、遅くまでどこかに行っている光太郎。そんな行動に不信感をつのらせるピンクであったが、光太郎には人に言えない秘密をひとりで抱えこんでいた。そしてピンクは光太郎の秘密を目撃してしまう……。愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。

緋色(ピンク)マイロード4巻

学校ではバイク通学は禁止だが、やめろといわれればやりたくなるのが人情。駐車場や空き地にバイクを隠して通学する生徒が出てきた。その生徒のバイクが何者かによって盗まれてしまう。禁じられたことをした罰とはいえ、大好きなバイクを盗まれるなんて悔しい…。そんな思いでバイクを走らせるピンクが目にしたのは、盗んだバイクを乱暴に扱う金持ち学校のS高校の生徒たちであった。「ライダーはマシンを大切にするものよ」。その言葉もむなしく、S校生徒は逃げていった。どうする? ピンク!? 愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。

緋色(ピンク)マイロード5巻

テニスクラブの「姫」と呼ばれている、私立のお嬢様高校1年生・千駄ヶ谷は、ピンクの親友であるさっ子のライバルだ。その可憐な姿に恋心を抱くライダー・代々木は、毎日、テニスクラブの前で彼女のことを見ていることしかできなかった。彼女に声をかける勇気もなく、煮え切らない代々木に対して、悪友たちは心ない言葉でそそのかす。彼女の望むものをあげればいいんだ…。ついに代々木は彼女を振り向かせるために、ある卑劣な行動に出てしまうのであった。愛車・RZとともに疾走するピンクの熱き青春ストーリー。全5巻。