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オメガの大学３年生・遼介は、庶民的なお坊ちゃま。親の勧めで日本有数の大企業である桜羽商事のアルファ御曹司・大貴といきなりお見合いさせられてしまう。流されるまま政略結婚が成立、そのまま二人で暮らすことに――!? 束縛も干渉も、身体的接触も一切してこない大貴の無関心さに毎日モヤモヤしていた遼介だったが、ある日突然…!?
大学3年生にして周囲に流され政略結婚してしまった、庶民的なオメガのお坊ちゃま・遼介。アルファ御曹司の旦那様・大貴とのタワマン新婚生活は、束縛も干渉も身体的接触も一切ない味気ないもので毎日モヤモヤしていたけれど……。「君にはもっと俺のことだけ見てほしい」ある晩、まどろんでいる遼介に無関心だったはずの大貴がいきなりキスしてきて……!?
「お見合いの席で初めて会った瞬間から好きだよ、遼介くん。早く俺だけのものになって」庶民的なオメガのお坊ちゃま・遼介と、アルファ御曹司の旦那様・大貴との甘い新婚生活がいよいよスタート――!! モヤモヤ解消で大学の友達にも結婚の事実をカミングアウトする遼介だが、完全に経験ゼロである“Hをどうするか問題”が勃発して……!?
「この匂い…、もしかして発情期きた？」ようやく甘い新婚生活が始まってひと安心と思った矢先、結婚後初となる激しいヒートに襲われた遼介。なんとその現場を大貴に目撃されてしまうが、手助けしてくれる大貴の優しさに幸せをかみしめるが、その後の大貴はなぜかそっけなくて……。「もしかして俺、避けられてる……？」不安になった遼介は――!?
「不安にさせてごめん。本当は……」結婚後初めてのヒートのあまりの激しさに振り回された遼介だったが、初めてオメガのヒートを目にした大貴との行き違いも解消されて一安心！ 少しずつ新婚生活も軌道に乗り始めた矢先、バイト先で大貴の“親友”倉屋と偶然遭遇してしまう。「大貴が結婚したって話、マジだったんだ。――まさかこんな平凡そうな子が結婚相手とはね」大貴とまったくタイプの違う倉屋さんが親友なの……!?
「結婚してたって関係ない。離婚してもらうだけだ。大貴は俺のものだよ」本当に好きな大貴と一歩先に進む覚悟はできたものの、自分から誘う勇気はまだ持てないでいる遼介。そんな中、“親友”倉屋を大貴が新居に急に連れてくることに……。大貴の様子に違和感はあるものの、エリート同士のお仕事トークを聞きながら遼介も、自分の将来を考え始める。だが、大貴が席を外したとたん、倉屋の態度が急変して――!?
「…大貴くんは会社で今、大事なプロジェクトの担当から外されそうになっているらしい」大貴の“親友”倉屋からの略奪宣言に激しく動揺しつつも、絶対に離婚はしないと言い返す遼介。でも、大貴には倉屋の問題発言を打ち明けられずにいて……。そんな折、久しぶりに実家に呼ばれた遼介は、ここのところ大貴の元気がなかった理由を兄たちから聞かされる。それは配偶者である自分がオメガのせいだった――!?
「お前、今日、月森製菓の社長と一緒にうちの社長に直談判したらしいな」配偶者がオメガという理由で、取引先の浜口建設プロジェクトの担当から大貴が外されたことが判明！ 兄たちから、そのきっかけは浜口建設の内部の投書だと聞いた遼介は、倉屋のしわざと直感する。父の助力を得て遼介自ら社長と話した結果、大貴の担当復旧が無事決定する。これでひと安心と思ったその晩、倉屋が自宅に来襲してきて――!?
「政略結婚なのに…なんでそんなにお互い想い合ってるんだよ！」横恋慕を邪魔された恨みで遼介を殴ろうとした倉屋を撃退、穏便に振ってくれて最後は紳士的に話をつけた大貴。これまでの経緯を伝える遼介に、大貴は夫夫らしくもっと話し合っていこうと語らう。「俺のずっと言いたかったこと、言ってもいい？ …俺のこと、名前で呼んでほしいな」二人の仲がさらに深まっていく予感――!?
「君が元気に笑ってくれていることが、俺の一番の幸せだから」倉屋の一件が無事解決した夜、大好きな大貴にそう言われて、心底から幸せを噛みしめる遼介。愛おしさが募って、初めてお口でご奉仕をする。二人で迎える初のＸマス＆お誕生日が近づく中、欲しいものを聞かれた遼介の答えは「…大貴さんの全部をください」。ついに最後まで結ばれる約束をした二人は――!?
「遼介くんはどうしたい？」二人で迎える初のXマス＆お誕生日に、ついに最後まで結ばれた大貴と遼介。お互いの愛情を身体で確かめ合うことができて、幸せの余韻がおさまらない二人だったが、そのタイミングで発情期が訪れて……。さっきシたばかりなのに、また昂ぶる遼介に「……もう一度しようか」と言ってくれる大貴。そのまま二度目のHが始まる前に、大貴から番契約の意思確認をされた遼介は――!?
「俺は君が大学を卒業したら、すぐにでも子供が欲しいと思ってる」ついに大貴と番契約をした遼介。結婚式の準備を意外と楽しく進めていたが、大学の友達の就活状況を耳にして、卒業後の進路について考え始める。でも、両家の家族はどちらも専業主夫になるのを望んでいるようで……。結婚式場見学の帰り、最近悩んでいる様子の遼介を気遣ってくれる大貴も両家と同意見……。最終的に、遼介が出した結論は――!?
「今しかない二人だけの時間、大事にしよう」専業主夫になるか、就職するかの悩みがようやく解決したと思いきや、大学の卒業単位を落としかけて意気消沈の遼介。大貴の発案で、気分転換の夏休み新婚旅行で京都を満喫する。「俺…、大貴さんと結婚できて本当によかったです…」「俺も遼介くんと一緒にいれて幸せだよ」学業と結婚式の準備で大忙しなものの、幸せすぎる遼介だが…!?
「もしもし、桜羽大貴さんのご家族の方ですか？ こちら警察署ですが――落ち着いて聞いてください」学祭も終わって結婚式の打ち合わせも順調！ 二人で迎える2度目のクリスマス・お正月・バレンタイン……☆ 遼介と大貴さんとのラブラブいちゃいちゃが止まらない!! まだまだ新婚、大貴さんとの二人暮らしで幸せいっぱいの遼介だったが、突然知らない番号から電話がかかってきて――!?
「大貴さん…お願い、一人にしないで…。俺の番はあなただけなんだよ…」大貴が交通事故に遭ったとの連絡に、狼狽えながらも病院に駆けつけた遼介。身体の手術は無事に終わったものの、医師から「意識が戻る確証はありません」と告げられてしまい――。大貴の意識が回復してくれることを信じ、遼介はひたすら病室に通いつづける。そしてついに、大貴が目覚める瞬間が訪れるが……!?
