一駅電車に乗るつもりが限界社畜のだいきは、寝落ちしてしまい気が付けば終点に。見知らぬ町で見つけたのは、海辺に立つ一棟のアパート。さらに、そのアパートには何故か見覚えが…。
ある街で開催されたポスターコンクール。選考委員として招待された芸術家・吉村は、そこでカオスに遭遇する…?少なすぎる応募数、攻めた作品内容、現れない選考委員…奇才が描く、困惑のギャグ読切22p!
見えてはいけないものを、引き寄せてしまう黒桐まこと。オカルト人生を送る彼の日常が、動き出す! 新感覚のボーイミーツガールをお楽しみに!(週刊少年サンデー2023年16号)
仕事や生活に疲れきった人間が理想郷に飛ばされてしまうお話はよくある。謎の生きものに優しくされたり、子どもの頃の思い出を巡ったり、そういうお話はわりと見たことがある。 それに近いお話ではあるけれど、ちゃんと理由があるからよかった。疲れた人間が見た妄想じゃなくて、事実として優しい空間が存在する。すてきなことだ。 みんな悩んだり迷ったり寂しくなったりするんだよ、夢を叶えたひとも懐かしいあの場所もみんな一緒だよ。わかってはいるけど忘れてしまいがちなメッセージがすっと受け入れられる。 妄想だったり幻だったりしない、優しい優しい世界。理由があるって優しい。