火遊びが本気になるとき、男たちの肉体が、甘く絡みあう。美少年の露草に誘われて、甘すぎる一晩を過ごした臨。翌朝、露草の媚態をネタに思わず、自分を慰めそうになって、自分で自分を戒めるのだった。それと同時に、睦言で、露草が「黄苑や道理も舐めてくれる」と囁いていたのを思い出す。露草と、屋敷の美青年の黄苑と道理がどういう関係なのか、いぶかしく思う臨の前で、今度は黄苑と道理が、朝から舌を絡め合う濃厚な口づけを交わし合っているではないか!?もしかして、ここは、知る人ぞ知る男娼の売春宿なのだろうか?すべてに戸惑う臨だったが……。