あらすじ

「いい靴はいい場所に連れていってくれる」――靴職人だった亡き母に教わった言葉を胸に、工房を継いだ歩純結彩。“履き主がいい場所に行けるように”とおまじないをかけながら作られる結彩の靴は、今日も誰かの一歩をやさしく包んでいく――。まだ未熟、されどあたたかい靴職人の物語。
靴の向くまま 1巻
「いい靴はいい場所に連れていってくれる」――靴職人だった亡き母に教わった言葉を胸に、工房を継いだ歩純結彩。“履き主がいい場所に行けるように”とおまじないをかけながら作られる結彩の靴は、今日も誰かの一歩をやさしく包んでいく――。まだ未熟、されどあたたかい靴職人の物語。
靴の向くまま 2巻
「いい靴はいい場所に連れていってくれる」――靴職人だった亡き母に教わった言葉を胸に、工房を継いだ歩純結彩。店を訪れる一人一人の人生に触れながら、結彩は“幸せな一歩”になるようにと願いを込めて靴作りに励む。そんな中、親との関係に悩む女子高生の立花ほたるから「靴作りを教えてほしい」と頼まれた結彩。ほたるにはどうやら事情があるようで――。
靴の向くまま 3巻
「いい靴はいい場所に連れていってくれる」――靴職人だった亡き母に教わった言葉を胸に、工房を継いだ歩純結彩。そんな彼女のもとを訪れたのは、母の古い友人だった。彼から語られる、結彩の知らない母の姿。母が遺した謎の靴とは一体何なのか?一方、ほたるが突如、足が絆創膏だらけでボロボロの女性を店に連れてきて――。
新婚さんのエッチなところを見ちゃう アンソロジーコミック

新婚さんのエッチなところを見ちゃう アンソロジーコミック

俺の嫁が可愛すぎる…!! 普段は内気な妻がコスプレで旦那を誘惑したり、新婚旅行先のビーチでエッチしようとしたり…!? 新婚さんのいちゃいちゃとエッチなところだけを集めた糖度高めなアンソロジーコミック!!【参加作家一覧】上ノ竜・嘉村夕壱・梧桐柾木・橙夏りり・はづき・北斗 すい・みやびあきのカバーイラスト:水平 線
パルフェ

パルフェ

ちょっとの背伸び、重なる気持ち。百合姫からシチュエーション特化の百合アンソロジーが登場! 頭から尻尾まで「おねロリ」で甘々な1冊です。【執筆作家】伊藤ハチ/なもり/竹宮ジン/野中友/irua/竹嶋えく/嵩乃朔/焔すばる/いちごイチエ/黄井ぴかち/玉崎たま/香川悠作
珈琲をしづかに

珈琲をしづかに

“大人”への憧れを抱く高校3年生の波多野貴樹(はたのたかき)は、長らく閉店していたはずの古びた喫茶店で、静かにカウンターに佇む年上の女性に心奪われる。どこかはかなげな「しづ」と呼ばれる彼女が気になってその喫茶店・ユカリに通い始めた貴樹は、店を訪れるさまざまな客とのふれあいを通じて少しずつ“大人”というものを知っていく――。 少年と年上の女性が織りなすほろ苦いラブ×グロウアップストーリー!
はぢがーる

はぢがーる

人知れず恋に恋する神楽紗江の前に現れた、らぶりん100号と「愛の神様の卵」。「永遠に異性と結ばれなくなる」というペナルティを避けるために出される課題を必死にこなす紗江だけど、『抱きつく』『間接キス』『ひざまくら』と課題はどんどんエスカレート!?
鈴木さんの鈴木くん

鈴木さんの鈴木くん

小さい頃から神様に何を願っても叶わずに、すっかり神様を信じなくなってしまった鈴木ミサ。そんな彼女の前に現れたのは、ミサを救う為にやってきたという鈴木姓の氏神・鈴木一郎。一郎のハチャメチャな行動は、神様嫌いのミサにとっては大迷惑!!さらには高橋姓や安倍姓の氏神も現れ、いつの間にか周りが神様だらけのミサちゃんは、救われるのか!?神様嫌いvs神様のドタバタコメディー!!
おにまん

おにまん

普通がイヤで鬼の世界を抜け出して人間界で暮らす天邪鬼のチャコ。そんなチャコの元にやってきた紅白饅頭の神様、紅と白。天邪鬼ゆえに快諾してしまった二人との同居生活は……前途多難!? みやびあきのが描く鬼と神様の同居コメディー、第1巻!!
よん駒!

よん駒!

歩成(ふなり)高校に入学した将棋歴10年の将棋ヲタ・白鷹(はくたか)レオは、子供の頃、一緒に将棋で遊んだ幼なじみを捜そうと将棋部に入部するが、そこにいたのは、将棋部部員とは思えない個性豊かな面々だった!将棋を知らなくても楽しく読めちゃう4コマコメディー!!
靴の向くまま
靴という足元の小宇宙 #1巻応援
靴の向くまま みやびあきの
兎来栄寿
兎来栄寿
みやびあきのさんは絵が良いですよねえ。前作の『珈琲をしづかに』も心地よい穏やかさが作品全体を覆っていましたが、今回も似た空気感が存在しており読んでいて心が解れます。 本作は、タイトル通り靴職人のお姉さんを描いた物語です。誰もが履く身近な存在である靴。しかし人によって足の形は違いますし、何なら同じ個人でも左右で形は異なり、既製品の靴が合う人は実は2~3割しかいないことやその詳しい理由なども読んでいく内に解説されていきます。1冊を読み終えるだけでも、相当靴に関する知識がつくことでしょう。 それというのも、作者のみやびあきのさん自身も靴教室に通って自分でも作ることを体験しながら描いているそうです。幕間のコラムでも、さまざまな靴に関する知識が披露されます。革靴やパンプスは苦手、という方は読んでみると考えが変わるかもしれません。 テーマである「靴」の部分だけでも良いマンガですが、加えて人間同士の心の交流、それを通して前へと進み出していく様子が丁寧に描かれているのが素晴らしいところです。 「”痛み”は慣れちゃダメだよ」 「すごく小さなことで心は前を向くんだよ」 「人を笑顔にしたいなら 自分も笑顔でいられるようにしないと」 などなど、心にすっと入ってくる名言もたっぷり。 また、女の子同士が仲良くなっていく様子が好きな人にもお薦めできます。 なお靴のオーダーは単体で見ると高いですが、本当に良いものは長く使えるますし、自分でも大事にするモチベーションが自然と湧くのでより寿命は伸びます。何より、特に靴は健康にも直結するもの。自分にぴったりの靴を履けばまず気分が良くなりますし、気持ち良くたくさん歩くことができます。逆に、合わない靴を履くことで足、ひいてはそこから全身を傷めるストレスや、それによって出かけるのを躊躇ったり活動力が低下したりすることによる機会損失まで考えれば、総合的に見てオーダーはコストパフォーマンスが良いと言えるのではないでしょうか。 スーツやシャツのオーダーメイドも社会人になる前後で一度やっておくと良いと思います(『王様の仕立て屋』などを読むと、自然とやりたくなります)が、それ以上に靴のオーダーは満足度も高くなりやすいものだと思います。それでも予算を抑えたい場合は、まずインソールのオーダーからでもやってみるとその良さを安価で体感できるかもしれません。プレゼントとしても喜ばれるでしょう。すごい職人さんになると、足を触っただけでこちらの体調や普段の体の悩みまで言い当ててくれてびっくりします。 靴、それから椅子と寝具はいいものを使ってQOLを上げていきましょう。それによって、健康な体でこうしたマンガをより十全に楽しんでいくこともできるのですから。