あらすじ絵を通して中を深めていく、浮世絵師・池田輝方と女学生・榊原百合子。両親や教師によって絵を禁じられそうになった百合子は、女学校をやめて絵を描き続けると言い放ち――。親との衝突、作家・泉鏡花との出会い、そして輝方と過ごす時間によって、百合子は「絵師」になっていく。やがて輝方と百合子の関係にも急展開が!? 明治の芸術家たちの、熱量溢れる「創作」と「恋」を描くアーティスト・ラブコメディ第三巻!
毎週モーニングで読むのが楽しかったです。特に前半の昔の少女漫画みたいなノリがたまらなくツボでした。大正時代に実在した日本画家のカップルをモデルにしていて、漫画になるくらいだから波瀾万丈なのは仕方ないんですけど、2人がすれ違っていくのは読んでいて辛かったな…。でもあの状態からヨリを戻すからすごいです(実際にそうらしい)。最終4巻には描き下ろしのエピローグがあります。個人的に装丁を鈴木哲生さんがされているので紙で買うのがおすすめです。