あらすじ

ねぇ清香ちゃん、気付かないふり…してるよね…? 「箱庭(ファミリエ)」を出ようとした清香とくるみに突きつけられた、七尾礼庄の無慈悲な要求。究極の選択を前にふたりは――? 記憶を失い続ける少女たちの物語、堂々完結。
she is beautiful(1)【ebookjapan限定特典付】
【ebookjapan限定特典付】少女たちが育てられる謎の施設・箱庭(ファミリエ)。そこで暮らす少女・くるみは、10歳の誕生日前夜に眠りにつくと、目覚めた時には14年もの月日が流れていた。知らない場所、成長した友人、失った記憶を巡る数奇な旅が幕を開ける。
she is beautiful 2巻
眠ると記憶がリセットされる記憶障害を負う主人公のくるみ。清香の下から逃げ出した先に待っていたのは、目を覆いたくなるような真実ばかりだった。それでも記憶をなんとか紡ぎ、光里に逢うためだけに少女はロシアへ向かう。
she is beautiful 3巻
必死の思いで光里と再会したくるみだったが、光里はくるみの事を覚えていなかった。本物の光里は日本にいると知ったくるみは、一転ロシアから日本へ向かう。人の善意と悪意に触れながら少しずつ日本に近づいていく。
she is beautiful 4巻
“くるみ”って誰――…? 「あること」を確認するため、光里と密会した清香。そして紐解かれる“くるみ”という存在。舞台は、始まりの場所「箱庭(ファミリエ)」へ――。
she is beautiful 5巻
“あれは君の子だよ――清香” 大人たちの悪意に、翻弄され続ける少女たち。成長も記憶も支配される「箱庭(ファミリエ)」から逃れていた清香とくるみが暮らす家に、全てを見ていた“あの男”の姿が――。
she is beautiful 6巻
ねぇ清香ちゃん、気付かないふり…してるよね…? 「箱庭(ファミリエ)」を出ようとした清香とくるみに突きつけられた、七尾礼庄の無慈悲な要求。究極の選択を前にふたりは――? 記憶を失い続ける少女たちの物語、堂々完結。
女子高生×日常に蠢く怪異 ホラーアンソロジーコミック

女子高生×日常に蠢く怪異 ホラーアンソロジーコミック

「うちの高校にある正体不明の授業」「田舎道の下校路をどこまでもついてくる異形のなにか」「地下鉄にまつわる都市伝説」「放課後の学校を彷徨う、少女の霊」……。日常のいたるところで、“それ”は待っている。様々なシチュエーションで、人ならざるものと出会ってしまう女子高生たちを描いたホラーアンソロジーコミック。●カバーイラスト凸ノ高秀●漫画稲成志峨丘トウキzinbeiとこみち無町田とし子雪宮ありさ
アリスと太陽

アリスと太陽

夢は音楽で「世界征服」!! 天才的歌声を持つ少女・アリスと、部屋でひとり、曲を作り続けてきた少年・太陽。二つの才能が奇跡の出会いを果たす時、伝説への第一歩が始まる! 新時代の全力青春×音楽物語(ストーリー)、開幕!!
NARUTO―ナルト― サスケ烈伝 うちはの末裔と天球の星屑

NARUTO―ナルト― サスケ烈伝 うちはの末裔と天球の星屑

【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】忍界大戦の終結後…、七代目火影が治める時代。うちはサスケは、ナルトの病を解き明かす為鎖国の地・烈陀(レダク)国へと赴く。天文学研究所に潜入し、サクラと合流を果たすのだが…!? 夫婦にして相棒! 2人は新たな戦いへ――!!
she is beautiful
今後の展開に期待しかない#1巻応援
she is beautiful 凸ノ高秀 江坂純
六文銭
六文銭
久々に興奮しました。 SFっぽくもあるのですが、ミステリっぽくもある本作。 その内容ですが、、 謎の研究施設・箱庭(ファミリエ)で暮らす少女たち。 彼女たちは10歳になると成績にならって「組み分け」という将来の進路がきまってしまう。 それぞれ「芸術」「学術」「生産」「労働」の4つ。 芸術・学術はまだわかりますが、「生産」は子供を数年おきに産まされる、「労働」は何らかの実験の被検体となる可能性もあるという、なかなかエグい設定。 主人公は、そのファミリエで暮らし、幼なじみで憧れの存在・光里(ひかり)と同じく「芸術」への組み分けを目指す少女・くるみ。 光里と同じ進路にいけるように日夜努力していたが、10歳になる直前、目を覚ますと14年の月日が流れてしまっていた。 傍らにいたのは、ファミリエでくるみに対していつも嫌味を言ってきた成績優秀の清香(さやか)。 なんでも10歳の誕生日直前にファミリエで事故が起き、その衝撃でくるみは眠るたびに記憶がリセットされてしまうのだという。 つまり1日しか記憶がもたない状態。 清香が言うには、上記のファミリエの事故のせいで行われるはずだった「組み分け」が免除されて、ファミリエから出て外の世界で暮らすことが許されたのだという。 戸惑うくるみに、清香が寄り添う。 かつて何かと突っかかってきた姿はそこにはなく、1日で記憶がなくなるわけですから、14年もの間毎日毎日、同じ質問に同じ回答で献身的にくるみに接してきたという。 そこに何か違和感を感じたくるみ。 夜に、飲まされそうになったクスリを飲むフリで飲まなかったら、記憶がなくならなかったことに気づく。 そこから徐々に清香に不信感をいだき、過去の自分が書いたであろうメモ 「清香を信じるな」 と、庭の木の下にあった謎の白骨死体。 清香の真意が何かわからず恐怖し、その家から出ていこうとする、くるみ。 しかし、「組み分け」が免除されたと言われていたはずだが、くるみは、外の世界ではおたずねもので、一般市民から狙われることに・・・という怒涛の展開。(長い) こんな感じで、最初は、ファミリエという強制子育て施設みたいなSFっぽい話かなとおもったら、一気に年数が過ぎて、そこから清香の謎の言動からミステリっぽくなり・・・次から次へと驚く展開に、読む手がとまらなかったです。 今後の展開が全く予想つかない、1巻の終わりもいい。 記憶が都度なくなるループをやっていくのかな? また、タイトルや最初の女性だけの世界に百合っぽさを期待しましたが、その点は現状あまりなかったので、ご留意ください。 何にせよ、SFミステリが好きな人にはおすすめしたい作品です。