あらすじ法律家を志した三人、セイギこと久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)、そして結城馨(ゆうきかおる)。一人は弁護士となり、一人は被告人となり、一人は命を失った。法都大ロースクールで事件の起きた四ヵ月後、殺人罪で起訴された美鈴の弁護のために法律事務所を開いたセイギ。すべての物証が美鈴を犯人と指し示す中、セイギは無罪を勝ち取らせることができるのか。馨は何を思い、何を求めたのか、その真実に迫る。「罪」と「罰」のあり方を問うリーガル・ミステリー。衝撃のコミカライズ堂々完結!
法律家は、法律をもってして相手を納得させる弁論ができなければならないです。 そこに感情や事実であっても不利益なものは必要ないと思います。 何故なら、裁判においては、自分側の主張をとおすことが重要、あるいは、判決を下すための話し合いであるからです。 本来、身内の裁判を受け持つことはできないけど、家族も同然の2人の関係は切なすぎて、それでもセイギは彼なりの正義を貫いたんじゃないかなと思いました。 切ないストーリーでした。