かつて数千人を率いた裏社会の大親分・烏森三千生(からすもりみちお)は、メイドのあきらを連れて隠居生活を送っていた。そんな烏森の元を訪ねて来たのは、父親を捜しているという小さな女の子・マコ。マコの持ち物から、彼女が自分の子であると気づいた烏森はマコと共に暮らし始めたのだが――?
裏社会の暮らしが長すぎて「普通」がわからないながらも、マコの“おじいちゃま”として奮闘する烏森(からすもり)。マコにいいところを見せようと奮闘するが、買い物すらまともにできなくて……?
お財布代わりにと、あきらから渡されたICカード。どんなものでも「シャリン♪」で買うことができる魔法のカードに大興奮のマコと烏森(からすもり)だったが……?
幼稚園のお友達「ハルトくん」のことばかり話すマコの様子に心中穏やかではない烏森。そんな中、ハルトが幼稚園で不審な人物を見かけたとの情報を得た烏森は、マコを守ろうと意気込むが……?
珍しく休みを取り、どこかに出かけていったあきら。不審な様子が気にかかり、マコと一緒にあきらを尾行することにした烏森。二人が目にしたあきらの意外な行き先とは……?
今夜は流星群を見ることができる日。寒空の下楽しみに待っていたマコたちだったが、なかなかその時は訪れない。目に見えて落ち込んでいくマコの様子を見た烏森はある作戦を思い立ち……?
最近マコの元気がない。どうにかマコの機嫌を取ろうとする烏森は、マコに似た「もじゃもじゃ」の犬のぬいぐるみをプレゼントするが、なぜか逆効果に。理由は「もじゃもじゃ」にあるようで……?
パパを欲するようなマコの言動に頭を抱える烏森。マコがパパを欲しがる理由が、年老いた自分を助けるためだということを知った烏森は余計に落ち込んでしまうが……?
楽しい思い出がいっぱい描かれたハルトくんの絵日記。ハルトくんのように絵日記を充実させたいというマコの願いを叶えるため、烏森たちは奮闘するが……?
烏森がマコに読み聞かせる童話はいつも同じものばかり。新しい話をせがむマコのため、烏森に代わってあきらが話を考えることに。そして語り始めたのは、あきら自身の「過去」……?
怪しい輩が周囲をかぎまわっていることに気づいた烏森たち。マコを守るために警戒を強める烏森だったが、恐れていたことが現実となってしまい……?
マコと離れる決意をした烏森。そして時は流れ、10年後。あきらとマコは烏森家の墓参りに来ていたのだが……?『マコとおじいちゃま』ついに完結!