【単話版1~8話までを収録。描き下ろしオリジナル特典付き】宵闇の暗さに目が順応するまでの少しの間、現世と隠世の境が繋がれ、人非ざる者が闊歩する。大禍時に、「誰そ彼」と問われたならば気を付けよ。それは、死すべき運命を告げる死神かもしれないから--。ある日の午後、友人と連れ立って街を歩いていた紫陽花麒麟は、路地の奥で『黄昏』という名のレトロなカフェを見つける。初めて入ったのになぜか懐かしさを感じる麒麟に、帰り際、店員が告げる。「名を訪ねられたら気を付けて」死神と吸血鬼、運命が交錯するネオファンタジー!