あらすじ

華岡高校は甲子園地区予選を順調に勝ち進むのだったが、惜しくも決勝戦で敗れることに。高校野球を卒業した船場は、自らの進路について悩むが、結局浪人して東京の予備校へ通うために上京する。そんな折、3カ月ぶりに元野球部マネージャーの君枝と会うことになり、心ときめかせる。そして、君枝は今度の日曜日に野球の試合があるのだが、人数が足りないから船場に試合に出るようにと、野球を進めるのだが…!?
ダイヤモンドがまぶしくて(1)

華岡高校の野球部でショートを守る船場勇児(せんば・ゆうじ)は、いつもより暑い夏を迎えようとしていた。それは、3年生…最後の夏にして、初めて甲子園地区予選でシード校になったからだ。だけど、練習が終われば野球部のナインも普通の少年。異性が気になって仕方がない年頃。船場は、マネージャーの伊藤君枝がちょっと気になるのだが、ある夜、君枝がOBの西川と仲良く腕を組んで歩いているのを目撃して…。野球に情熱を燃やす船場の青春ストーリー、いざプレイボール!!

ダイヤモンドがまぶしくて(2)

華岡高校は甲子園地区予選を順調に勝ち進むのだったが、惜しくも決勝戦で敗れることに。高校野球を卒業した船場は、自らの進路について悩むが、結局浪人して東京の予備校へ通うために上京する。そんな折、3カ月ぶりに元野球部マネージャーの君枝と会うことになり、心ときめかせる。そして、君枝は今度の日曜日に野球の試合があるのだが、人数が足りないから船場に試合に出るようにと、野球を進めるのだが…!?

ダイヤモンドがまぶしくて(3)

君枝と綾香、二人の女性との恋心に悩む船場の成績は悪くなる一方で、大学進学への情熱は冷めるばかり。無目的にだらだら予備校に通うことをやめた船場は、製パン工場で働くのだが、やはり気持ちは宙ぶらりんのまま。そんな折、工場で知り合った阿木正義から野球を誘われた船場は、クラブチーム「ビギニングス」の練習に参加して、東京で初めて燃えるものに出会えたと感じるのだった。汗と涙に感動する完結巻。著者デビュー作「2度目のSCHOOLDAYS」収録。