あらすじ日本の故郷を担う観光都市“浅草”――この地にはかつて人々に愛された『風神軒』と呼ばれる洋食店があった。そして今、その店の味を再現できる者が…。珠玉の食ロマン、熱き人情、至高の美味、食が繋ぐ美しき故郷の絆――「中華一番」の作者と「築地魚河岸三代目」の原案者による読切り連作・下町食物語、開幕――。
人力車の車夫でありながら、類稀なる料理の腕を持つ男・風さんが美味しい洋食を作って啖呵を切ったりトラブルを解決したりするお話。 こってり濃厚な絵柄、浅草の人情味あふれるキャラクター、シズル感たっぷりの洋食…全部が過剰なのにコンパクトに読めちゃう感じ、好き。 風さんの料理を食べたらみんな裸で風神雷神になったりお神輿担いだり、これぞ飯漫画のリアクションだ!と気持ちよくなっちゃう。 エロ要素強めな過剰リアクションは苦手だけど、トンチキ系過剰リアクションはいいもんだ…! 登場する料理もハヤシライスにナポリタンにオムライス、味の想像がつくからこそ無性に食べたくなるものばかり。 こってり濃厚な読み応えだけどちゃんとお腹は空きますね。