あらすじ依頼人大学生の祖父宅で見つかった1本のビデオテープ。そこには四肢を縛られ生きたままナイフで腹部を切られる伯母の姿が生々しく映し出されていた。過去に観た親族は全員鬱病を患ったり、自殺するなど、不幸な運命を背負うことになった「呪いのビデオ」。もしも「本物」であった場合、伯母を殺めた犯人たちを呪い殺してほしいというのが今回の依頼だった。映像の真偽を探るために終(おわる)たちは、かつてリアル過ぎて本物と間違われたスプラッタビデオを監督した怪奇漫画家、血ノ出玉次を訪ねるが…
この作品は依頼を受けた人物の抱える恨みを晴らす"呪い屋"として暗躍する謎の少年・終君を描く作品です。 1巻で登場する依頼人は担任教師がシングルマザーである母親と付き合っていること知った男の子や娘がSNSで知り合った男に殺された父親など。 そんな彼らの依頼を受け、終君が時に自らの身体を犠牲にしてまで相手への呪いを実行していく様子を描く作品です。 あどけない見た目の終君が実行する呪いの恐ろしさのギャップ、そして呪いを依頼した人たちの辿ることになるヒューマンドラマが魅力的な作品です。 1巻まで読了