あらすじ

母親や複数の男性との過去…。壮絶な少年期を送りその影響から抜け出せずにいる大学生の須藤舜は、行為の後でなければ食事が摂れず、その後にすべてを吐き出すように詩を紡ぐ。そんな舜の詩は、高く評価され、詩集はベストセラーになるほどに注目を浴びていた。しかし肝心の舜は、大学の准教授で後見人でもある恭平にしか心を開かず、ほかの人間と全くかかわろうとしない。舜を想い、彼の自立を願う恭平は「お前を愛している。だから俺は、お前を抱かない」と宣言。「死の宣告」にも近い恭平の拒絶に、舜は困惑し追い縋るが…。
准教授と依存症の彼【イラスト入り】

母親や複数の男性との過去…。壮絶な少年期を送りその影響から抜け出せずにいる大学生の須藤舜は、行為の後でなければ食事が摂れず、その後にすべてを吐き出すように詩を紡ぐ。そんな舜の詩は、高く評価され、詩集はベストセラーになるほどに注目を浴びていた。しかし肝心の舜は、大学の准教授で後見人でもある恭平にしか心を開かず、ほかの人間と全くかかわろうとしない。舜を想い、彼の自立を願う恭平は「お前を愛している。だから俺は、お前を抱かない」と宣言。「死の宣告」にも近い恭平の拒絶に、舜は困惑し追い縋るが…。