あらすじ

前に進むことを決意した聖奈は、少しずつ周りが見えるようになってきていた。そんなゆっくりと自分のペースで成長する聖奈に、菊は密かに不安を抱えていた。お互いの想いと優奈への想い、それぞれとゆっくり向き合っていく――。二人の女性が抱える恋のお話、最終巻。
姉の親友、私の恋人。(1)

小説家である聖奈は、実の姉である優奈に恋愛感情のようなものを抱いていた。姉が離れたことによる「喪失感」に耐え切れなくなり、小説が書けなくなった聖奈は、姉からのメッセージにも返事ができずにいた。まともな生活すらままならない聖奈を、姉の親友であり、『姉の元恋人』の菊がしつこく世話を焼きに訪ねてくる。聖奈は、菊のことを苦手だと思いながらも、つい流されてしまう。そんな菊にも、聖奈に対して抱える感情があった――。二人の成人女性が抱える恋のお話。

姉の親友、私の恋人。(2)

姉・優奈に対して恋愛感情のようなものを抱える聖奈は、菊と付き合い始めてからも気持ちの整理がつかないでいた。優奈の一時帰国に際して、三人は各々抱えた想いを話し合うことに。しかし、やはり感情はすれ違って――。菊と優奈の過去も明らかになっていく、二人の女性が抱える恋のお話、第2巻。

姉の親友、私の恋人。(3)

菊と向き合うこと、そして前に進むことを決心した聖奈は、仕事復帰に向け挑戦をしていた。同い年のゆりあとも出掛けるようになり、お互い刺激を受けあうように。菊に対しても、自ら歩み寄りを試みるようになった。そんな聖奈を見て、菊の感情は膨らんでいき――。二人の女性が抱える恋のお話、第3巻。

姉の親友、私の恋人。(4)

前に進むことを決意した聖奈は、少しずつ周りが見えるようになってきていた。そんなゆっくりと自分のペースで成長する聖奈に、菊は密かに不安を抱えていた。お互いの想いと優奈への想い、それぞれとゆっくり向き合っていく――。二人の女性が抱える恋のお話、最終巻。