あらすじ

1996年に大田区で発生した一家4人殺害事件。未解決である本件へ挑む五代だが、潜入先は被害家族の次女(6歳)。警察にも相手にされず途方に暮れる五代だが、目前にまさかの人物が現れて…!?
サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 1巻

犯人への過剰暴力が原因で左遷させられた熱血刑事の五代。新たな上司は自称“超能力捜査官”の飛高警視正。赴任早々、五代はとある連続殺人事件へと潜入捜査を命じられるのだが…!? “被害者”として殺人鬼に挑め!! 刺激最凶サイコサスペンス!!

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 2巻

女子高生連続殺人事件の被害者・ハルカの意識へ潜入した刑事の五代。史実通りに殺される前に、変態殺人鬼・伊崎をひっ捕らえろ!! 真冬の六甲山を舞台に命がけの鬼ごっこが始まる…!!

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 3巻

2009年に発覚した病院内連続変死事件。被害者となる少年の意識へ潜入した刑事の五代。50人以上の患者を殺害した看護師・舞城へ迫るが、とんでもない新事実へとたどり着き…!? 少年の身体で“最凶”ババアに挑め!! “黒い巨塔”編、クライマックス!!

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 4巻

1986年のとある高校に飛ばされた五代。そこには2011年に洗脳した人間同士を殺し合わせるという惨事を起こす、“洗脳殺人鬼”幸坂の若かりし姿が。幸坂の担任教師に潜入し動向を探る五代だが、幸坂が高校時代に殺人を犯したという記録はない。『何故、この時代に飛ばされたんだ?』。激しい混乱の最中、幸坂のクラスメイトが立て続けに不審死を遂げる。当然、幸坂を怪しむ五代だが、彼にはれっきとしたアリバイがあった。『まさか、奴の洗脳を受けた人物が…!?』。未知なる“共犯者”を追う五代だが、事件史に残らない案件故、ヒントは皆無。そして“被害者”に潜入するというルール上、五代にも見えない殺意がにじり寄り…!?

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 5巻

幸坂の共犯者はまさかの「サトミ」!? 熱血教師・五代は彷徨える少女の心を救うことができるのか!? そして洗脳少年・幸坂へ下す“昭和流”の制裁とは!? さらにさらに、物語は身の毛もよだつ新章へと突入!! 五代を待ち受ける過去最凶の殺人鬼とは…!?

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 6巻

2004年、絶海の孤島で発生した“祝波島41人殺し”。未曽有の惨劇を阻止するため、被害者の一人である女子大生・麻紗のもとに潜入した五代。元自衛官である最凶殺人鬼・軍場の身柄を追う五代だが、すでに軍場は凶器となった散弾銃とともに姿をくらましていた。事件発生まであと2日、蠢き始めた凶気に五代はどう立ち向かうのか!?

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 7巻

生贄として麻紗たちを解体しようとしていた祝波島の島民たち。睡眠薬を盛られたふりをして、この真実を暴きだした五代だが、武装した島民たちに囲まれ万事休す。ところが死んだはずの軍場が突如姿を現す。予断を許さぬ急展開の波状攻撃!! 最凶最悪の事件が迎える、驚愕のラストとは!?

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 8巻

1996年に大田区で発生した一家4人殺害事件。未解決である本件へ挑む五代だが、潜入先は被害家族の次女(6歳)。警察にも相手にされず途方に暮れる五代だが、目前にまさかの人物が現れて…!?

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査

シリアルキラーを分析するという題材が面白い

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 本田真吾
六文銭
六文銭

警察官である主人公が、過去にタイムリープして、シリアルキラーを止める話。 タイムリープするためには、同じ課にいる上司、父親が警視総監で人の意識?を過去に送れる特殊能力をもつ「飛高紫苑」の力が必要。 え?過去に意識を飛ばす? しかも被害者の体に入る? と、リアルな犯罪ものかと思いきやSFも入って良い感じ。 シリアルキラーに殺される前の被害者を体験することで、シリアルキラーの動機なり人物像を把握したいっていう飛高の魂胆。 被害者を体験・・・と言えば軽い感じですが、そこで死んでしまえば終わりらしいので、被害者の体を使って主人公は殺されないように闘うのがスリリングです。 飛高も作品内で言及してましたが、 確かに海外の無差別殺人鬼とか、英雄とまではいいませんが、サブカル雑誌とかでカルト的な人気誇っている人物いますよね。 常人じゃ理解できないからこそ、謎の魅力があるんだと思いますが、その点は自分も共感したので、興味深く読んでおりました。 実際は目も覆いたくなるような残虐性だったりしますが、 どうしてそんなことしたのか?どういう精神なのか?と、ロジックでははかり知りないからこそ、好奇心が駆り立てられる感じです。 本作で、それが少しでもわかると題材として面白いなと思いました。 そして、飛高紫苑がなんとも怪しすぎる。 何か裏がありそうで、その点も注目ポイントです。