あらすじ

アムステルダムの街中で了とミリガンに迫る黒い影。フェルメール作品の裏で暗躍する復讐の闇に、かつてオランダの売国奴と呼ばれた贋作家の悲劇が折り重なる!「ナチスのフェルメール(後編)」他収録。
FAKE 京都・髑髏町・質屋控1

モノの価値を決める”真贋”は、誰によって、どのように定められるのか―― 日本の古美術も数多く所蔵するアメリカ・ボストンのアストン美術館。 とある美術商の娘・上杉玲奈(うえすぎれな)が鑑定に持ち込んだのは初出とされる「坂本龍馬の手紙」だった。 高額買取者を探す玲奈は、アストン美術館のほかにも帝都大学教授や龍馬ゆかりの京都の寺にも持ち込んでいた。その3者全員が出した買取条件は、偶然にも若き店主・佐古了が営む京都髑髏町・佐古質店の「裏折紙」。はたして、佐古質店に持ち込まれた「坂本龍馬の手紙」の鑑定結果は――!?  京都髑髏町を舞台に紡ぐ、極上の真贋ミステリーがここに始まる。

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FAKE 京都・髑髏町・質屋控2

中国の国家安全部・高に1945年のロマネ・コンティの鑑定を依頼され、強引に連れ出された了。 大使館のマンションで裏折紙を受け取った高は本性を現すが、真の黒幕は意外な人物だった――!? 高級ワインにまつわる闇を描いた『悲劇のワイン』のほか、欲に翻弄される人間たちの悲喜こもごもを収録!!

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FAKE 京都・髑髏町・質屋控3

人間国宝・久間造山の陶芸展で因縁の相手である里見美術・里見幸司と再会した了。 その因縁は父の死にも絡んでいて――?! 了の過去を明らかにする『炎』のほか、美術品の真贋をめぐり湧き起こる様々な騒動を収録。

FAKE 京都・髑髏町・質屋控5

アムステルダムの街中で了とミリガンに迫る黒い影。フェルメール作品の裏で暗躍する復讐の闇に、かつてオランダの売国奴と呼ばれた贋作家の悲劇が折り重なる!「ナチスのフェルメール(後編)」他収録。

FAKE 京都・髑髏町・質屋控6

「FAKE 京都・髑髏町・質屋控」、遂に完結。了の鑑定によりマナム共和国の美術品に贋作の嫌疑が…。国際問題に発展しかねない情勢の裏側では、かつて了の父親の死に加担したとされる文部科学大臣・影山の存在が浮かび上がる。父殺しの真相にも迫る最後の鑑定。了の寸鉄が、真実を貫く!