イグナクロス零号駅――それは惑星イグナージュ上空1万kmを周回する2本の起動リング《イグナージュリング》のう交点をつなぐ巨大宇宙ステーション。新たな道と希望を求めて、様々な想いを胸に秘めた旅人たちがここに集う。
自衛軍に追われて零号駅に保護された双子の少女カレンとカレカ。二人の警護兼世話役に尻子田にう子を気に入ったカレンは、駅を出て一緒に旅をするように持ちかける。一方、ミランダは二人の母親である魔女デスディモナと接触するが……。
零号駅の中から姿を消した、駅長ミランダとなしの。駅の汎用AIに問いかけても居場所がわからない異常事態に、ドクトルはかつて自分が経験したある別れを思い出す……。秘密の扉に閉ざされていた愛と狂気が解き放たれる!
駅長ミランダが裁定者としてクローニングを300年もの間行われ続けていた真実!それはイグナージュリング誕生と、その後に起きたある事件が関係していた!
新時代の夜明けを迎える、イグナージュリングシステム起動までのカウントダウン。後の裁定者となるミランダとイプシィに“あの日”何が起こったか!?カメラマン・茶木チャスケと黒の姫巫女・イプシィのロマンスの行方は――。