あらすじ

江戸遊学から九年の歳月が流れ、学者として為政者として成長し数々の功績を上げた平八郎だったが、学問に専念するため二十数年携わった奉行所を辞職する。それから六年、天災や気候異変が度重なり、人々の生活は困窮を極め農民一揆や打ち壊しが相次いでいた。平八郎はこの状況に幕藩制支配の危機を感じ、大阪市民を救おうと立ち上がる!!市民のため、己の正義のために命をかけた男の人生の結末は!?
檄・大塩平八郎の道(上)

幕末迫る天保年間、大坂を火の海に変えた「大塩の乱」。その首魁・大塩平八郎。真面目な性格で、役人でありながら出世の企てや不正の横行ばかり目立つ役人社会の堕落に嫌悪し、「武士としての功名気節が叶わないのであれば、学問を究め真の道徳者を目指す!!」と江戸へ旅立つ。剛直で正義感の強い平八郎が、挙兵に至るまでに辿った激動の道筋とは!?平八郎の波乱万丈な人生を軸に、歴史的大事件の核心に迫る意欲作!!

檄・大塩平八郎の道(下)

江戸遊学から九年の歳月が流れ、学者として為政者として成長し数々の功績を上げた平八郎だったが、学問に専念するため二十数年携わった奉行所を辞職する。それから六年、天災や気候異変が度重なり、人々の生活は困窮を極め農民一揆や打ち壊しが相次いでいた。平八郎はこの状況に幕藩制支配の危機を感じ、大阪市民を救おうと立ち上がる!!市民のため、己の正義のために命をかけた男の人生の結末は!?