あらすじ生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。生け花・曙流の家元夫人に落ち着いた業子だったが、しかし、業子がその座につくために利用した理事長・篠崎と華栄が結託し、家元・華虹暗殺を謀る。一命は取り留めたものの男性機能を逸した夫のもとで業子は偽装妊娠を強いられ……。