あらすじ

生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子。一流企業に就職し、愛する男との幸せの日々を過ごしていた業子は、初恋のひと貴志と再びめぐりあう。業子に裏切られたと勘違いし、女性不信になっていた貴志によって罠にはめられた業子は、最愛のひとを奪われ……。
悪女聖書 1巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子。長じて家を追われ、女工で生計を立てる業子は、生きていくために悪女になることを決意する。腹違いの妹に訪れた晴れの舞台を横から奪い、非情の手段で恋人を奪い……。しかし、悪女として未熟な業子は悪女に徹することができず心のうちに葛藤する―――。
悪女聖書 2巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子。長じて家を追われ、女工で生計を立てる業子は、生きていくために悪女になることを決意する。部長に見初められ経理の仕事をするようになった業子。しかし経理部には野口というお局様がいて気に入らない娘は嫌がらせによって退職に追い込まれていた。若くてきれいな業子に嫉妬し、経費横領の罪を着せて首にしようとした野口だったが……。
悪女聖書 3巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子。長じて家を追われ、女工で生計を立てる業子は、生きていくために悪女になることを決意する。一流企業の本社受付嬢となった業子は、実業団ラグビー部の花形・槙原と出会った―――。
悪女聖書 4巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子。一流企業に就職し、愛する男との幸せの日々を過ごしていた業子は、初恋のひと貴志と再びめぐりあう。業子に裏切られたと勘違いし、女性不信になっていた貴志によって罠にはめられた業子は、最愛のひとを奪われ……。
悪女聖書 5巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子。罠にはめられ最愛のひと槙原の愛を失った業子は、欲望をかなえるために生きることを決意する。生け花・曙流に狙いを定めた業子は、己の身体を武器に家元・曙華虹を毒牙にかけようとする……。
悪女聖書 6巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。生け花・曙流に狙いを定めた業子は、己の身体を武器に家元・曙華虹を毒牙にかける。華虹を籠絡した業子は、身上を偽って婚約にこぎつけるのだった。
悪女聖書 7巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。生け花・曙流に狙いを定めた業子は、己の身体を武器に家元・曙華虹を毒牙にかける。ついに家元夫人におさまった業子は故郷を訪れ、自分を蔑んだ人たちへの復讐の炎を燃やす―――。
悪女聖書 8巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。生け花・曙流の家元夫人に落ち着いた業子だったが、しかし、業子がその座につくために利用した理事長・篠崎と華栄が結託し、家元・華虹暗殺を謀る。一命は取り留めたものの男性機能を逸した夫のもとで業子は偽装妊娠を強いられ……。
悪女聖書 9巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。生け花・曙流の家元夫人に落ち着いた業子だったが、その幸せは長くは続かなかった。業子に復讐の念を燃やす篠崎の陰謀で意識を失った華虹は……。
悪女聖書 10巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。生け花・曙流の家元夫人に落ち着いた業子だったが、復讐の炎に燃える篠崎と華栄によって曙家を追い出されてしまう。自殺に見せかけて殺されようとしたところを間一髪で逃げ延びた業子は……。
悪女聖書 11巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。業子への復讐に燃える篠崎を一度は宗家から追い出した業子だったが、篠崎は宗家と対立する新たな流派を立ち上げる。本家追い落としを図る篠崎は……。
悪女聖書 12巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。夜の上流社交界と呼ばれ、一流人たちに性の悦楽をもたらす秘密の会、幻心道……。夫の華虹に眠り薬を飲まされ、野獣のような男に連れ去られた業子は華虹の前で犯され……。
悪女聖書 13巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。幻心道と篠崎によって曙流を追い出された業子は華虹の愛を掻きけして新世界・パリに飛び立った。人違いから世界的大富豪ガストン・マーテルと知り合った業子は、はじめて見る貴族の生活を―――。
悪女聖書 14巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。パリに飛び、世界的な大富豪ガストン・マーテルと知り合った業子は、ガストンを脅迫していたアニタを暗殺する。しかしところどころに現われるアニタの幻影に……。
悪女聖書 15巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。パリに飛び、世界的な大富豪ガストン・マーテルと知り合った業子は、ある湖畔でマーテルに自分が業子を銃撃したと錯覚させる。錯乱状態のガストンから城や会社など身ぐるみ剥いでいった業子は……。
悪女聖書 16巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。パリに飛び、世界的な大富豪ガストン・マーテルと知り合った業子は、ついにガストンの財産をほぼ手中にする。アニタといっしょにガストンを罠にかけた業子。業子はガストン夫人の座を手に入れるのだったが、しかし真実に気づいたピエールによって悪事を暴露され、業子はマーテル一族につるし上げられ、絶体絶命の危機に!
悪女聖書 17巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。パリからふたたび日本に舞い戻った業子はふとしたことから知り合った百合子を助けるために料亭満玉に忍び込む。結婚直前にヤクザにレイプされ、父も自殺に追い込まれた百合子の背景にはどんな罠がひそんでいるのか!?
悪女聖書 18巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。パリからふたたび日本に舞い戻った業子はふとしたことから知り合った百合子を助けるために料亭満玉に忍び込む。百合子を罠にかけた駒谷から情報を聞き出した業子はついに復讐を開始する!
悪女聖書 19巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。料亭満玉の仲居・夏世に騙されてすべてを失った百合子のために夏世をペテンにかけて、エメラルドと多額の現金を取り戻した業子は……。
悪女聖書 20巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。料亭満玉の仲居として働く業子は、危ういところを代議士の筒井に救われる。筒井との逢瀬を楽しみにする業子だったが、筒井に近づこうとする白鴎商事から極秘裏に狙われ……。
悪女聖書 21巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。料亭満玉の仲居として働く業子は、敵対する夏世に尾行され、愛する筒井との不倫がばれてしまう……。それをネタに脅される筒井のため、業子は何に代えても筒井を守ろうと決意するのだった――。
悪女聖書 22巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。新人代議士の筒井は業子との不倫がもとで政治家生命をおびやかす絶体絶命の危機に陥る。筒井を助けるために業子に横恋慕する先輩代議士の宮脇を訪れた業子は宮脇に犯され……。
悪女聖書 23巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。業子と不倫をしている新人代議士の筒井。その妻は業子が初恋の人を奪った義理の妹・恵だった。宮脇の罠にはまり筒井と別れさせられた業子は、夏世、駒谷、宮脇への復讐を開始する!
悪女聖書 24巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。愛し合っていた筒井との仲を宮脇議員によって引き裂かれた業子は、夏世、駒谷、宮脇への復讐を開始。駒谷から料亭「雨蝶」の権利書を手に入れ、宮脇を罠に追い込もうとするが……。
悪女聖書 25巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。駒谷、宮脇への復讐も目前と思われた矢先、業子をつけていた夏世によって、業子と百合子の関係がばれてしまう。百合子を誘拐され、絶体絶命のピンチに立たされた業子は、宮脇の秘書・殿山を使い起死回生の策に出る!
悪女聖書 26巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。駒谷、宮脇への復讐も目前と思われた矢先、夏世と駒谷によって誘拐された百合子を助けるため、業子は宮脇の秘書・殿山を使い、駒谷を暗殺、その罪を宮脇に着せる。絶体絶命のピンチに陥った宮脇は……。
悪女聖書 27巻
生まれながらにして業を背負わされた娘・業子(なりこ)――――。父親の不貞によって首を吊り、息も絶え絶えの母から生まれるという運命を背負った業子は、生きていくために悪女になろうと決意する。駒谷、宮脇への復讐を果たし、偶然の邂逅から最愛の人・筒井とのよりを戻した業子だったが、しかし生き別れの妹であり、筒井の妻である恵が夏世と結託し業子を追い詰める決意をする。疫学研究所からスピロヘータ37を盗み出した恵は業子のきれいな顔を取り挙げるべく行動を開始した……。
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少女マンガはどこからきたの? -「少女マンガを語る会」全記録-

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ジャンルを育てたレジェンドたちの証言 少女マンガの「黄金期」は1970年代といわれているが、それまでの作家や作品の記録は多く残されていない。1953年に手塚治虫が描いた「リボンの騎士」から1972年に池田理代子が「ベルサイユのばら」を描くまでのあいだ、少女マンガというジャンルはいかに開拓されてきたのか。少女マンガ界の先駆者たちに、少女向け雑誌の編集者や貸本マンガの関係者も加え、50-60年代の少女マンガを語り尽くす。詳注・図版多数。
試し読み
西鶴五人女

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源氏物語

源氏物語

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秘め絵の女

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