あらすじ

かわいい子には、我が儘をさせよ―― 時は大正―― 舞台は東京、とある華族家の末娘・璋子(たまこ)が訳あって住まわされている別宅があった。璋子のライフワークは、お世話係の宇於崎(うおざき)に無理難題を吹っかけて困らせること。風邪を引いた璋子は、宇於崎が出かけてひとりになった別宅で、幼少期の暮らしを追懐する。「望み」を持つことを知らなかったあの頃の彼女をときめかせたのは、外界との唯一のつながり、「本」だった。
璋子様のお気に召すまま 1巻

その美少女、我が儘につき―― 時は大正―― 舞台は東京、とある華族家の末娘・璋子(たまこ)が訳あって住まわされている別宅があった。璋子のライフワークは、お世話係の宇於崎(うおざき)に無理難題を吹っかけて困らせること。本の中の世界しか知らない璋子の好奇心を満たすため、今日も宇於崎は奔走する。

璋子様のお気に召すまま 2巻

かわいい子には、我が儘をさせよ―― 時は大正―― 舞台は東京、とある華族家の末娘・璋子(たまこ)が訳あって住まわされている別宅があった。璋子のライフワークは、お世話係の宇於崎(うおざき)に無理難題を吹っかけて困らせること。風邪を引いた璋子は、宇於崎が出かけてひとりになった別宅で、幼少期の暮らしを追懐する。「望み」を持つことを知らなかったあの頃の彼女をときめかせたのは、外界との唯一のつながり、「本」だった。

璋子様のお気に召すまま 3巻

全ての少年少女よ、我が儘であれ―― 時は大正――舞台は東京、とある華族家の末娘・璋子(たまこ)が訳あって住まわされている別宅があった。璋子のライフワークは、お世話係の宇於崎(うおざき)に無理難題を吹っかけて困らせること。次男・現衡の来訪で、璋子の穏やかな日常に波乱の予感―― そして璋子の母を知る人物も現れ、宇於崎との関係にも変化が…!?