あらすじ「これは、ごく一般の人が、ごく一般の生活の中で遭遇した恐ろしい出来事です―――。」 学校の帰り道、バイト先の休憩室、昔付き合っていた元彼の部屋、そんな何でもない日常に現れた「恐ろしい出来事」。 著者のSNSにフォロワーさんから寄せられた“本当にあった怖い話”が漫画になりました。
よくできているなあとフォーマットに感心しつつ、ちゃんと怖かったです。 フォロワーさんから募集したお話かつ、コミックエッセイや日常漫画っぽいあたたかい絵柄。だからこそ友達から聞かされたような、昨日起こったことのようなリアルさが感じられます。 お話の内容も「ここで過去に何かがあったらしい」「こういう理由でこういう目にあった」と納得できるものもあれば、何の因果があったのか最後までわからないものもあります。怖っ!と過ぎ去っていくものもあれば、え…なんだったの?とじっくり怖いものもあります。 お話ごとにバラつきがあるからこそ、リアルさが引き立ち怖さを増幅させています。 うまいシステムだ、フォーマットだと思いつつ、ちゃんとゾゾゾときます。暑くなってきた今日この頃におすすめです。