あらすじ「神ではなく、君に誓うよ、エリザ」 幼き日に出会い、闘病の末、ようやく結婚式を挙げたファウストとエリザ。だが、その幸福の絶頂で、恐ろしい悲劇がエリザに降りかかる…。「エリザは死という病に侵されている。治療しなければ…」 愛しい妻を蘇生させるため、地下室での人体実験が始まった…!! シャーマンキング最新スピンオフ! 伝説のネクロマンサー・ファウスト8世とその妻エリザの純愛と絶望の物語、第2巻!
シャーマンキング本編で衝撃の対戦(まん太の開き!)を繰り広げたのちにまさかの主人公チーム加入を果たしたことから読者の覚えもいいだろうファウストⅧ世。彼の戦闘スタイルの特徴は死者の生前の姿をそのまま再現したオーバーソウル「愛しのエリザ」にあります。本作『永遠のエリザ』はその原典となっている妻エリザとの出会いと別れを丹念に描いたスピンオフです。 「持霊」という設定で死者の霊と深くコミュニケーションを行えるシャーマンたちのなかで、死者の姿を実体化しているにも関わらず皮肉にもファウストは死後のエリザと心を通わせることができずにいました。ある意味で、「死による離別」を作中で最も深く描写されているのが彼かもしれません。 生と死の境界を狂気と執念で乗り越えようとしたファウストの誕生の物語、ぜひ味わってほしいです。