あらすじ「ワンコインでおじさんが家族になりました」ひとりぼっち少女と奴隷おじさん、あったか切ない身分差いっしょ暮らし。ひとりぼっちの少女・タニアは、年を取り売れ残っていた奴隷のウィリアムをワンコインで購入。「ご主人様」と「奴隷」ではなく「家族」になりたいタニアだけど、ふたりの距離はなかなか縮まらなくて……? 身分の差も、種族の差も――ふたりで超えていこう。「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門にノミネートされた注目作、ついに単行本化!
ちょっと薄汚いおじさん奴隷(獣人)と親が居なくなった少女の尊い絆の話なんですけど、奴隷を買ったり売ったり捨てたりが当たり前にあって、さらに奴隷の中でも若ければ若いほど価値があるのでその多くが子供だったりして、その世界観を踏まえて読むと、正直切なさが勝ってさほどキュンキュンはしません。それが悪いとかではなく、奴隷を家族として扱うという非常識を自分たちの中で常識にしようとする様子は純粋にぐっと来ますね。今のところ首輪が外れる未来は想像できないけど、ふたりは本当に家族になれるのか見守りたくなりました。