あらすじ

「この娘はいずれ王を害する」…託宣を受け、静かな廟で生涯を終える筈だった鈴雪。しかし、幼い彼女の運命は流転する。王の手で強引に都へ連れ去られ――名ばかりの王后とされたのだ。時が経ち、離宮で美しく知性ある女性となった鈴雪が投げ込まれたそこは、陰謀渦巻く世界だった……。
雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 1

「この娘はいずれ王を害する」…託宣を受け、静かな廟で生涯を終える筈だった鈴雪。しかし、幼い彼女の運命は流転する。王の手で強引に都へ連れ去られ――名ばかりの王后とされたのだ。時が経ち、離宮で美しく知性ある女性となった鈴雪が投げ込まれたそこは、陰謀渦巻く世界だった……。

雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 2

后として帰還した少女は、王と助け合い後宮の陰謀に立ち向かう―――「この娘はいずれ王を害する」…託宣を受け、静かな廟で生涯を終える筈だった鈴雪。しかし、幼い彼女の運命は流転する。王の手で強引に都へ連れ去られ――名ばかりの王后とされたのだ。時が経ち、離宮で美しく知性ある女性となった鈴雪が投げ込まれたそこは、陰謀渦巻く世界だった……。明らかになる後宮の人間関係、そして王の苦悩に鈴雪は……

雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 3

密命で子殺しの犯人を探る鈴雪は王・藍叡(らんえい)と少しずつ心を通わせる。いがみ合う妃たちも、悪意こそあるものの世継ぎ殺しをする程とは思えない。そんな中、王位継承権を持つ永清君(えいしんくん)の姿を後宮で見かけた鈴雪は……!?

雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 4

深夜、鈴雪が誘われたのは王と妃嬪たちが一同に会する秘密の会合だった。わが子を殺された王と妃たちは犯人を追うが、過去の権力者によって真相は闇に葬られてしまう。そんななか、鈴雪は何者かの毒によって突然意識を失い……