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ワガママで有名なヴェルデ王国の第一王女ヴィオレーヌの侍女として働いているネリー。孤児として過ごした幼少期の苦労もあってか、ネリーは心優しいしっかり者へと成長し、その美しい容姿はワガママ王女の心をも癒すほど。そんなある日、世界の中心と誉れ高いアズロマリン王国のフィリップ王子が結婚相手を探しているという話が……。候補に選ばれたのはヴィオレーヌと、ライバル国の王女の二人。そして、婚約者を決める豪華船での社交界──フィリップへ上手くアピール出来ず、すっかり落ち込むヴィオレーヌ。主の力になりたいと心から思うネリーは、夜のデッキで偶然居合わせたフィリップへ願い出る──ヴィオレーヌを花嫁にしてほしい、と。だが、フィリップはネリーがヴィオレーヌの幸せを願う気持ちが本物か試すため、「本気であるならば、純潔を捧げろ」と言い放つ。ヴィオレーヌのためと意を決したネリーは純潔を捧げてしまい……。