あらすじ

恋愛をはさまず、女ともだちのまま結婚したくるみと瑠璃子。絆を深めていく二人の前に現れたのは、瑠璃子の留学時代の友人理央だった。普段見せない呼び捨てやタメ語で理央と話す瑠璃子を見て、くるみはヤキモチとも言えるもやもやを抱えることに…
女ともだちと結婚してみた。(1)【イラスト特典付】

「5年後お互い独り身だったら結婚しよう」そんな友達との約束が実を結び、結婚することになったくるみと瑠璃子。恋人だったわけじゃない“ともだち”同士の二人の結婚生活は、何から何まで初めてづくし。薬指の指輪がしっくりくるのか、こないのか、それはこれからの二人しだい……。

女ともだちと結婚してみた。(2)【イラスト特典付】

恋愛をはさまず、女ともだちのまま結婚したくるみと瑠璃子。瑠璃子の入院を乗り越えたことで二人の絆はさらに強固なものに。何気ない日常を二人で共有したり、ささいなことでケンカをしたり、女ともだちだった二人は、だんだんと家族になっていき…。

女ともだちと結婚してみた。(3)【イラスト特典付】

恋愛をはさまず、女ともだちのまま結婚したくるみと瑠璃子。絆を深めていく二人の前に現れたのは、瑠璃子の留学時代の友人理央だった。普段見せない呼び捨てやタメ語で理央と話す瑠璃子を見て、くるみはヤキモチとも言えるもやもやを抱えることに…

女ともだちと結婚してみた。(4)【イラスト特典付】

恋愛をはさまず、女ともだちのまま結婚したくるみと瑠璃子。理央との同居も円満に解決し、二人だけになった自宅に少しだけ寂しさを覚えるくるみ。そして、くるみの中の瑠璃子への気持ちも、少しずつ変わってきていて…

女ともだちと結婚してみた。

恋の無い結婚に愛はある #1巻応援

女ともだちと結婚してみた。 雨水汐
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

同性婚が法制化された日本を舞台に、二人の女性が試しに結婚してみる、という物語ですが、同性婚についてだけではなく、もっと広く結婚について考えさせる内容だと感じました。 女性同士、友達関係のまま恋愛をすっ飛ばして始める結婚。性格も生活スタイルも違う二人だが互いに生活能力はあり、男女の結婚のような性役割がないので、お互いにどうしたいかを話し合って進める結婚生活は理想的に見えます。 その中で、奔放な相手に恋しているが、その奔放さを愛する故にそのまま受け止めてそれ以上を求めない女性の愛の在り方に打たれる。私はこんな見返りを求めない、大きな愛を持てるだろうか……。 そしてその愛に少しずつ気付く、奔放な女性。彼女が相手を大切にしたい、という感情を獲得する過程……それは思い遣りという、小さな愛を積み重ねる過程。 恋から始める結婚だって、半ば賭け。恋が冷めた時、そこに愛が残るかはその時になってみないと分かりません。盲目な恋の先に残ったのはよくわからん人だった、という可能性は高い。 そんな曖昧な恋に頼るよりも、お互いに過ごしやすい、気楽にいられると感じる相手と暮らた方が、楽しい生活を送れる確率は高い。もし「積み重ねた時間の分だけ愛が生まれる」と言うなら、なおさら一緒にいて楽しい友達と結婚する方が、理屈は合ってる。たった1巻で強い絆を結びつつある二人を見ていると、そんな風に思ってしまうのです。