あらすじ「――二度惚れしちまったじゃないか」自ら望んで刑務所医になった新米医師・真弓は塀内で、かつて一夜を共にした極道・虎王と再会する。逢瀬は短くも濃密な二人の関係は、突然の彼の失踪で終わったはずだった。真弓は嬉しさのあまり、罪だと理解しながら深夜の医務室で虎王に抱かれてしまう。どんなに時が過ぎても、真弓の身体は男の愛撫を憶えていて初めてのように甘く震えた。だが五年前のあの日、何故姿を消したのか――はぐらかしてばかりの虎王に、真弓はなにか秘密があると感じるが!?