任務を終えたカイは、十数年ぶりに故郷へと降り立った。そこには月の行政長官であり、カイをバディ飛行へと駆り立てた原因である義父、アドミラル・ドレイクが待っていた。以前と変わらぬ故郷に苛立ちつつも、義父への複雑な想いと執着にけりをつけようとするカイ。そこに思いがけない人物、近衛凱が現れる。彼とドレイクには何か秘密があるのを感じるカイ。彼等の計画とは? そしてカイの決意とは? 三四郎を巻き込んで、新たな戦いが始まる――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。