あらすじ

彼方に臨む黒い山並みと、常に月が浮かぶ藍色の空──悪魔界。その地に佇む荘厳な館には、三対六枚羽根を持つ美貌の悪魔公爵・ルシフェルが住んでいた。ルシフェルは元上級天使の大天使長だったが、とある件をきっかけに堕天し、現在は大魔王預かりの身となっている。そんなルシフェルの元に、連日のように天界から招かれざる客が訪れていた。それは、幼なじみの熾天使・ミカエルだ。「おまえに魔界が合っているとは思えない」と、ミカエルは執拗にルシフェルを連れ戻そうとするが、ルシフェルが天界行きを拒むのはそんなミカエルから逃れるためで… 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
悪魔伯爵と黒猫執事

――ここは、魔族が暮らす悪魔界。上級悪魔に執事として仕えることを生業とする黒猫族・イヴリンは、今日もご主人さまのお世話に明け暮れています。それは、ご主人さまのアルヴィンが、上級悪魔とは名ばかりの落ちこぼれ貴族で、とってもヘタれているからなのです。そんなある日、上級悪魔のくせに小さなコウモリにしか変身できないアルヴィンが倒れていた蛇蜥蜴族の青年を拾ってきて…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

悪魔公爵と愛玩仔猫

――ここは、魔族が暮らす悪魔界。上級悪魔に執事として仕えることを生業とする黒猫族の落ちこぼれ・ノエルは、銀の森で肉食大青虫に追いかけられているところを悪魔公爵であるクライドに助けられる。そのままひきとられたノエルは執事見習いとして働き始めるが、魔法も一向に上達せず、使役獣にも異様に懐かれるだけで全くクライドの役に立てずに失敗ばかり。そんなある日、クライドに連れられて上級貴族の宴に同行することになったノエルだったが…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

悪魔侯爵と白兎伯爵

――ここは、魔族が暮らす悪魔界。悪魔侯爵・ヒースに子供の頃から想いを寄せていた上級悪魔である伯爵・レネは、本当は甘いものが大好きで、甘えたい願望を持っていた。しかし、自らの高貴な見た目や変身した姿が黒豹であることから自分を素直に出すことが出来ず、ヒースにからかわれる度つんけんした態度をとってしまう。そんなある日、ついうっかり羽根兎と合体してしまい、なんと白兎姿に。上級悪魔の自分が兎など…! と屈辱に震えながらもヒースの館で可愛がられることになる。彼に可愛がられて嬉しい半面、上級悪魔としてのプライドと恋心の間で複雑にレネの心は揺れ動くが…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

悪魔大公と猫又魔女

ここは、魔族が暮らす悪魔界。黒猫族で執事として悪魔貴族に仕えていたヒルダは主である公爵を亡くし、あとを追うために天界の実を口にする。しかし望んだ結果は得られず、悪魔の証でもある黒色が抜けてしまっただけ。ヒルダは辺境へと引っ込み、やがて銀髪の魔女と呼ばれるようになってしまった。そんな中、「公爵より偉くなったらヒルダを手に入れる」と幼き頃から大人のヒルダに宣言し、約束を交わしていた上級悪魔・ジークが大魔王となりヒルダを自分のものにするために現れて――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

腹黒天使と堕天悪魔

彼方に臨む黒い山並みと、常に月が浮かぶ藍色の空──悪魔界。その地に佇む荘厳な館には、三対六枚羽根を持つ美貌の悪魔公爵・ルシフェルが住んでいた。ルシフェルは元上級天使の大天使長だったが、とある件をきっかけに堕天し、現在は大魔王預かりの身となっている。そんなルシフェルの元に、連日のように天界から招かれざる客が訪れていた。それは、幼なじみの熾天使・ミカエルだ。「おまえに魔界が合っているとは思えない」と、ミカエルは執拗にルシフェルを連れ戻そうとするが、ルシフェルが天界行きを拒むのはそんなミカエルから逃れるためで… 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。